ころんくん
今回の記事は熱田神宮の境内をじっくり参拝していく
完全網羅タイプの参拝モデルコースをご紹介していきたいと思います。
熱田神宮にはたくさんの見どころがあり
せっかく参拝に訪れたのならしっかり観て回りたいですよね!
でも、実際にどこをどう見ればいいのか分かりませんよね・・・
この記事では熱田神宮の参拝の順番と各神社の見どころを細かく解説しているので
参拝当日に参拝マップ代わりに使ってもらえると
しっかり熱田神宮を理解しながら回る事が出来ると思います。
ぜひ活用してもらえると嬉しいです!
目次
2時間かけて回る熱田神宮じっくり参拝コース
それでは順番に参拝して熱田神宮を楽しんでいきましょう!!
- ④本宮
- ⑤一之御前神社
- ⑦清水社
- ⑩龍神社
- ⑲八剣宮
- ⑳上知我麻神社
手水舎 ➡︎ ②大楠 ➡︎ ③東八百万神社・西八百万神社 ➡︎ ④本宮 ➡︎ ⑤一之御前神社 ➡︎ ⑥本宮の裏 ➡︎ ⑦清水社 ➡︎ ⑧土用殿 ➡︎ ⑨御田神社 ➡︎ ⑩龍神社 ➡︎ ⑪ならずの梅 ➡︎ ⑫信長塀 ➡︎ ⑬大幸田神社 ➡︎ ⑭内天神社➡︎ ⑮六末社➡︎ ⑯佐久間燈篭 ➡︎ ⑰徹社➡︎ ⑱二十五丁橋➡︎ ⑲八剣宮➡︎ ⑳大国主社➡︎ ㉑上知我麻神社➡︎ ㉒事代主社➡︎ ㉓太郎庵椿 ➡︎ ㉔日割御子神社 ➡︎ ㉕孫若御子神社➡︎ ㉖南新宮社➡︎ ㉗清雪門 ➡︎ ㉘楠之御前社 ➡︎ ㉙菅原社 ➡︎ ㉚下知我麻神社
それでは出発です!
熱田神宮は境内への入り口が3ヶ所あり「南鳥居(正面)」「東鳥居」「西鳥居」どこから入っても大丈夫です。
まずは手水舎で穢れを清めます。
手水舎横には立派な大楠が立っています。
こちらの大楠は空海こと弘法大使が熱田の地にやってきた際
お手植えされた楠だです。
ちなみに大楠に住み着いている白蛇を見ると金運アップのご利益があると言われています。
第三の鳥居側に参道を挟んで向かい合わせに建っている神社があります。
ここでは本宮で参拝する前にすべての神様にご挨拶ができる神社となっています。
他の神様に敬意を払うことはとても大切です。
「東八百萬神社」には熱田神宮より東に鎮座している全ての神様をお祀りしており
「西八百萬神社」には熱田神宮より西に鎮座している全ての神様をお祀りしております。
三種の神器の一つでもある「草薙剣」を御神体としてお祀りしてある本宮でご挨拶をします。
全国でも指折りのパワースポットでもあるのでご挨拶をしてパワーを授かりたいですね。
参拝作法は二礼二拍手一礼です。
静かにお参りを済ませます。
熱田神宮に草薙の剣があるのはなぜ?その歴史と理由をわかりやすく解説! 【神社参拝の基本】二礼二拍手一礼のやり方とどんな意味の作法なのか?
ここからは「こころの小径」と呼ばれている熱田神宮の境内の中で最も神聖な場所を通っていきます。
まずは天照大御神の「荒魂」を祀る「一之御前神社」です。
荒魂は字の如く神様の荒々しい部分の姿を表現する魂のことです。
神道において荒魂は非常に尊いものとして信仰されてきているものです。
一之御前神社からこころの小径を進んで行くと本宮の真裏に行き着きます。
そこは本宮に最も近く草薙剣のパワーを一番感じるところです。
鳥居が建っているので立ち止まり是非手を合わせてみてください!
清水社は水の神様である「罔象女神」をお祀りしている神社です。
神社の裏手には湧き水が湧き出ていてその水を肌につけることで美肌にご利益があると言われています。
また、熱田という都会の中でも昔から絶えず水が湧き出ていることから
パワースポットとしても人気が高い場所でもあります。
熱田神宮は明治26年の頃、社殿を尾張造から神明造に変更する改修工事が行われました。
その時、御神体である草薙剣を一時的に別のところに保管する必要があったので
こちらの「土用殿」に移したとなっています。
草薙剣が置かれた場所にだったので知る人ぞ知るパワースポットです!
御田神社は熱田神宮内の中でも歴史のある神社で
延喜式神名帳に記載されている式内社です。
五穀豊穣の神様「大年神」が祀られており
昔から農業を生業としてきた日本人にとって大切にされてきた神様です。
現代を生きる僕たちが食べることに困らないのも大年神様のご加護があったかもしれませんので感謝を伝えてみるのがいいかもしれません。
熱田神宮の摂社として「吉備武彦命」と「大伴武日命」をお祀りしている神社です。
この二柱の神様は熱田神宮の相殿神でもある日本武尊が東国征伐に行った時のメンバーだった人物です。
社名に龍神が入っているので辰年である今年はよりパワーがみなぎっている一推しのパワースポットです!
ならずの梅は文字通り梅の木なのに未だかつて一度も実ったことのない珍しい木です。
毎年綺麗に花は咲かせているのに何故か梅が実らないと言われ
いつしか「ならずの梅」と言われるようになりました。
こころの小径を出た後に向かうのは「信長塀」と呼ばれている塀です。
こちらの塀はかつて織田信長が桶狭間の戦い前に熱田神宮で必勝祈願をし
無事、勝利することができたお礼に寄進した防御塀です。
戦国時代から江戸・明治にかけて熱田神宮の境内を囲んでいた塀を今も一部残っているので見ることができます。
大幸田神社は「田んぼに大きな幸せが訪れますように」という願いが込められて建てられた神社と言われています。
その為、御祭神には五穀の神である「宇迦之御魂神」をお祀りしており
古くから農業を生業にしていた農民に厚く信仰されていました。
ここでは現代の僕たちが食べるものに困らなくなったことに感謝を込めて手を合わせてみるといいと思います。
「内天神」はちょっと変わった神社になります。
ご覧いただいた通り社殿や賽銭箱が存在しない神社となっています。
ぱっと見ただの祓所のようにも見えます
垣内には社殿ではなく榊の木が自生しており
天神社という名前がついていることから一見すると学問の神様だと思うかもしれません。
しかし、内天神社は学問ではなく病気平療・医学向上など医療に関するご利益があると言われています。
御祭神には「少彦名命」が祀られてるようです。
ちなみに内があれば外があるように熱田神宮には外天神である菅原社があります。
こちらは学問に関するご利益のある神社になります。
「六末社」は日本武尊および尾張国造に関係している神様をお祀りした六つの神社です
先ほどの内天神社の右側に同じような祠が並んでいるのですぐにわかると思います。
左から乙子社・姉子神社・今彦神社・水向神社・素盞嗚神社・日長神社と並んでいます。
乙子社には尾張氏15代目にあたる「弟彦連」
姉子神社には日本武尊の最後の妃「宮簀媛命」
今彦神社には宮簀媛命の兄にして日本武尊とともに東国征伐に同行した「建稲種命」
水向神社には日本武尊の妻にして荒れ狂う海の神を鎮めるために身投げした「弟橘媛命」
素盞嗚神社には文字通り「素戔嗚尊」
日長神社には知多半島を開拓した尾張氏である「日長命」
「佐久間燈篭」は石造りの燈篭で高さは8mという巨大燈篭です。
日本三大燈篭にも数えられ六角形の形が特徴的です。
江戸時代に佐久間大善亮勝之が寄進をし、
地震によって三回倒壊しているが
不思議なもので大きな破損もなく三回とも無事に復元に成功している燈篭です。
熱田神宮のパワーが宿っているのかもしれませんね!
「徹社」では天照大御神の和魂をお祀りしている神社です。
先ほど④の一之御前神社では天照大御神の荒魂が祀られているとご紹介しました。
こちらの徹社では荒魂の反対に位置する和魂がお祀りしてある神社となります。
和魂は慈しみ・加護してくださる神とされ優しい部分の魂です。
一之御前神社とはセットで参拝したい神社です。
「二十五丁橋」は板石が25枚並んでいるところからこの名がついており、
尾張名所図会や名古屋甚句に登場する名古屋では最古の石橋といわれております。
一般的には太鼓橋と位置付けされている神社建築の一つとなっています。
なんでも鎌倉時代の頃には源頼朝の仮住まいが橋の南側にあったと言われているようです。
「八剣宮」は熱田神宮の中で本宮の次に社格のある神社のため
かなりのパワースポットとなっています。
社殿も本宮と同じ仕様になっており神事も本宮と同様なものが行われています。
八剣宮はかつて草薙剣を奉斎していた過去があり
その時に御神体である草薙剣の益々の繁栄を祈願して「すえひろがり」の「八」を頭に持ってきて八剣宮と名付けたようです。
左から「事代主社」・「上知我麻神社」・「大国主命」と並んでいます。
真ん中の上知我麻神社は知恵の神様と言われている「乎止與命」をお祀りしています。
受験生や学生の方はお参り必至ですね!
上知我麻神社の左右に鎮座する事代主社と大国主社は商売繁盛にご利益があるので
ビジネスをされてる方は是非手を合わせて祈願しておきたいです!
ちなみに熱田神宮では初えびすと呼ばれる商売繁盛を祈願したお祭りが毎年1月5日にこの二社がメインで行われています。
「太郎庵椿」は樹齢300年を越える淡紅の花をつけるやぶ椿の一種で
全国的に数少ない銘木で11月末から3月までと、開花の時期が長いことでも知られています。
名前の由来は江戸中期古渡に住む高田太郎庵という茶人が愛好したことでこの名がついたと言われています。
「日割御子神社」は1000年以上前から熱田神宮に鎮座している歴史ある神社です。
御祭神には天照大御神の長男である「天忍穗耳尊」をお祀りしており、
方位除け、厄災除け、開運招福、家内安全などにご利益があるとされています。
一説によると熱田神宮より前からこの地に鎮座する神社だとか・・・
「南新宮社」は熱田神宮の境内で唯一朱色の社殿をした神社なのでとても目立ちます。
こちらには「素戔嗚」が祀られており
疫病や厄災に御利益があります。
熱田神宮の例祭である「熱田まつり」の起源になっているので
熱田神宮を語る上では外せない神社です。
「清雪門」は不閉門(開かずの門)と呼ばれている奇妙な門です。
一見するとただ門だけがポツンとあるだけのように見えますが
実はこの門はかつて別宮八剣宮の東門として境内と参道をわけていた門だとわかっています。
そして開かずの門と言われている理由は草薙剣盗難事件が大きく絡んでいると言われているからです。
昔、八剣宮に祀られてあった草薙剣が盗難されこの清雪門を通って持ち出されたという事件がありました
その後、無事返還されたのですが
こんなことがこの先起こらないようにと不吉な門は硬く閉ざされ開かずの門として今に残されている戒めの門なのです。
「楠之御前社」は先ほどの「内天神」と同じで社殿を持たないタイプの神社になります。
「伊弉諾尊」と「伊弉册尊」が御祭神として祀られており
垣内には楠が自生しているだけです。
つまり、楠を御神木・御神体とした神社ということになります
「子安の神」又は「お楠さま(お薬さま)」と呼ばれ
安産の神としての信仰が厚く、様々な病気を治してきたと言われています。
妊婦さんや何か健康に不具合がある方はしっかり参拝して御神徳を授かりたいところですね!
熱田神宮の参拝もいよいよ最後になります。
最後は「下知我麻神社」です。
下知我麻神社は旅の安全を守ってくれる神様「真敷刀俾尊」をお祀りしている神社になります。
最後に旅の安全を祈願して熱田参拝を気持ちよく終わりましょう!
先ほど参拝した上知我麻神社は下知我麻神社とセットにもなっていて
上知我麻神社の「乎止與命」と下知我麻神社の「真敷刀俾尊」は夫婦となっています。
この二社参ることで縁結びにもご利益があると言われていたり・・・!
下知我麻神社では昔から行われている珍しい風習の参拝方法があります。
先ほど参拝した菅原社で参拝した後、下知我麻神社で参拝します。
参拝後、下知我麻神社の神前にある石を二つ持ち帰ります。
その後、参拝した時の願いが叶ったら持ち帰った二つの石より2倍の大きな石を菅原社に奉納する
という参拝方法があります。
何を意味しているのかはわかりませんがこのような文化が根付いているので
従ってみるのも参拝を楽しくする一つだと思います
お疲れ様でした!
熱田神宮完全制覇です!
次の章では参拝後に立ち寄りたいスポットをまとめたので
熱田参拝を締めくくってください!
他にも目的別のモデル参拝コースもあるのでご活用ください!
ご利益のある参拝コースはコレ!熱田神宮を200%楽しむための歩き方 【完全網羅!】2時間かけて回る熱田神宮じっくり参拝コース
熱田神宮の参拝が終わったら立ち寄りたい場所
お疲れ様でした!
熱田神宮の参拝が終わったら立ち寄りたい場所をピックアップしました。
おみくじやお守りを頂くなら「本宮授与所」
やはり神社に来たらおみくじやお守りを買って帰りたいですよね!
熱田神宮のおみくじは凶がないので験担ぎにもってこいのおみくじなんです!
お守りは無病息災・開運招福・縁結び・交通安全などいろいろあるので
自分用や大切な人へのお土産にもぴったりですね!
御朱印もこちらの授与所で頂くことができます。
【熱田神宮でもらえる5つの御朱印について】授与できる時間と場所
熱田参拝に来たら食べておきたい「宮きしめん」
名古屋といえばきしめんですよね!
熱田神宮名物の一つに「宮きしめん」という、きしめんの食べれる場所があるということはご存知でしょうか?
境内で唯一飲食が許されており
熱田神宮の神域内で食べるきしめんは絶品!
連日大行列なので要注意です!
2024年9月開業予定!NEW商業施設「あつたnagAya」
熱田神宮には境外に参拝客で賑わうようなスポットがなく
ほとんどが参拝して終わりという状態でした。
伊勢神宮のようなおかげ横丁的なものがあればいいのですが
あるのは名鉄神宮前の駅前にしょぼくれたシャッター街が広がっているだけで
ちょっと物足りないと思っていました。
そこで今回!2024年9月に駅前に「あつたnagAya」という新しい商業施設ができるみたいです。
「おとなの行きたいまち」をコンセプトに3棟の木造平屋に地域で長く愛されているお店などが入り、ワゴンやキッチンカーなどが並びお土産屋食べ歩きなどが充実していくみたいです。
どうなるかが楽しみですね!
参考
神宮前駅西街区の新たな観光商業施設の名称を「あつた nagAya」に決定名古屋鉄道
境外摂社「氷上姉子神社」「高座結御子神社」
お時間がまだ許すなら境外摂社の「氷上姉子神社」と「高座結御子神社」へ足を運んでみてください!
こちらの二社は熱田神宮から少し離れたところにある神社なので
電車や車で移動する必要があります。
熱田神宮ととても関係が深く本当の意味で完全参拝をされたいのであれば
「氷上姉子神社」と「高座結御子神社」はとても重要な神社となっています。
「氷上姉子神社」は日本武尊と宮簀媛命が住んでいた屋敷跡にある神社です。
熱田神宮に草薙剣が奉納されるまでは「氷上姉子神社」の元宮にあったと言われています。
ぜひ参拝に立ち寄ってみてください!
熱田神宮への行き方
所在地 | 愛知県名古屋市熱田区神宮1丁目1−1 |
アクセス | 公共交通機関の場合
地下鉄名城線「神宮西駅」下車。徒歩約5分。 経路を確認 ・東京方面からの場合 東名高速道路→豊田JCT→伊勢湾岸自動車道「名古屋南IC」→名古屋高速「呼続出口」から15分 ・大阪方面からの場合 名神高速道路「小牧IC」→名古屋高速「堀田出口」から15分 |
駐車場 | 無料駐車場あり(400台分)
東門駐車場 約300台 |
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