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熱田神宮に草薙の剣があるのはなぜ?その歴史と理由をわかりやすく解説!

熱田神宮に草薙の剣がある理由

あなた

三種の神器である草薙の剣がなんで熱田神宮に祀られているの?
どうも、ユウヤです!

熱田神宮はそもそも草薙の剣を治める場所として建てられた神社なんです!

今回の記事は、熱田神宮になぜ草薙の剣が祀られているのかについてわかりやすく解説していきます。

 

他にも草薙の剣が三種の神器さんしゅのぎんぎである理由などもお伝えしているので

この記事を読み終わるころには、草薙の剣についてもわかっていただけるようになります。

 

もし草薙の剣が熱田神宮にある理由だけ知りたい方がいらっしゃったら

目次から「熱田神宮に草薙の剣がある理由」に飛んでください。

 

草薙の剣について興味がある方は是非頭から一読してみてください!

 

それでは一緒に見ていきましょう!

草薙の剣は一体どんな剣なのか?

草薙の剣

草薙の剣は、みなさんもご存知の通り三種の神器さんしゅのぎんぎの一つです。

 

もともと天叢雲剣あまのむらくものつるぎという剣が日本武尊やまとたけるのみことによって草薙の剣に改名され、その呼び名が現代まで続いているのです。

草薙の剣の由来

草薙の剣の由来は古事記にしっかりと書かれています。

関係しているところを抜粋するとこんな感じです。

日本武尊やまとたけるのみことが父である景行天皇けいこうてんのう

景行天皇

関東を治めてこい

と言われ

静岡県を制圧しようと駿河に訪れた時に天叢雲剣あまのむらくものつるぎが草薙の剣と呼ばれるようになりました。

 

まず日本武尊やまとたけるのみことが駿河に着いて仕事を始めようとしたとき

駿河の住人に沼で暴れている神がいるので退治してほしいと依頼を受けます。

駿河の人

沼の神を退治してください!
わかりました!

日本武尊

こうして沼に向かうことになったのですが

途中、突然山火事に遭遇します。

日本武尊やまとたけるのみことはあっという間に炎に囲まれ逃げ場を失ってしまうのです。

マジか!ヤバイ!

日本武尊

実はこの山火事は駿河で日本武尊やまとたけるのみことに今回の件を依頼した人たちだったのです。

駿河の人

日本武尊もこれでおしまいだ!

それに気づいた日本武尊やまとたけるのみことは怒り狂い

自分の周りの草を天叢雲剣あまのむらくものつるぎでバッサバッサ薙ぎ倒しなぎたおし

火打石ひうちいしで自分の方からも火をおこして炎を打ち消したのです。

こんなところで死んでたまるか!

日本武尊

このことから天叢雲剣あまのむらくものつるぎは草薙の剣と言われるようになったのです。

 

ちなみにこの場所は静岡県の焼津やいずとなったとか

これが草薙の剣の由来とされるお話しです。

天叢雲剣とは?

天叢雲剣あまのむらくものつるぎは草薙の剣ということはわかって頂けたと思います。

ではそもそもの天叢雲剣あまのむらくものつるぎとはなんなのかについて

こちらも古事記に書かれている話を抜粋してお伝えしていきます。

天叢雲剣あまのむらくものつるぎ天照大御神あまてらすおおみかみの弟である素戔嗚尊すさのおのみことがヤマタノオロチを退治したときに尻尾から出てきた剣です。

素戔嗚命

おりゃー

素戔嗚尊すさのおのみことはその剣を天の国にいる姉の天照大御神あまてらすおおみかみに献上し、とても立派な剣だったことから

天照家の家宝となり代々受け継がれるようになったものです。

素戔嗚命

ねえさんにあげるよ!
素敵な剣をありがとう!

天照大御神

そして、時が経ち天叢雲剣あまのむらくものつるぎ天孫降臨てんそんこうりんの時に天照大御神あまてらすおおみかみが孫である瓊々杵命ににぎのみことに渡して天の国から地上の国に降りてきたのです。

がんばってきなさい!

天照大御神

瓊々杵命

わかったよ!おばあちゃん!

瓊々杵命ににぎのみこと天孫降臨てんそんこうりんしたときに一緒に持っていた天叢雲剣あまのむらくものつるぎ八咫鏡やたのかがみ八尺瓊勾玉やさかにのまがだまがのちに三種の神器さんしゅのぎんぎになっていきます。

こうして天叢雲剣あまのむらくものつるぎは代々受け継がれ日本武尊やまとたけるのみことになったんです。

草薙の剣が三種の神器である理由

三種の神器は、日本における「天皇である証」です。

天照大御神あまてらすおおみかみの孫である瓊々杵命ににぎのみこと天孫降臨てんそんこうりんの時に持っていた3つの神器(天叢雲剣あまのむらくものつるぎ八咫鏡やたのかがみ八尺瓊勾玉やさかにのまがだま)がのちに三種の神器さんしゅのぎんぎとして代々子孫に受け継がれてきています。

つまり天皇家の家系を辿れば天照大御神あまてらすおおみかみと繋がるってことです。

その中でも草薙の剣(天叢雲剣あまのむらくものつるぎ)がなぜ三種の神器さんしゅのぎんぎになっているかについてお伝えしていきます。

草薙の剣は剣なので武力を象徴するものです。

つまり「力」です。

力を持たない権力者には誰も従いませんよね。

そのことから天照大御神あまてらすおおみかみが戦いの時に身につけていたとされる天叢雲剣あまのむらくものつるぎ瓊々杵命ににぎのみことに渡され、

「地上の国でも舐められないように」

と孫を想うおばあちゃんの気持ちなのです。

孫が心配でたまらないわ

天照大御神

もっと詳しく草薙の剣について知りたい方はこちらの記事へ

草薙の剣について

熱田神宮に草薙の剣がある理由

熱田神宮に草薙の剣がある理由

では、草薙の剣についてある程度わかって頂けたと思うので

ここからは熱田神宮に草薙の剣が祀られている理由をお伝えしていきます。

 

熱田神宮は日本武尊やまとたけるのみことの奥さんである宮簀媛命みやすひめのみことが建てたとされています。

 

なぜ奥さんである宮簀媛命みやすひめのみことが熱田神宮を建ててそこに草薙の剣を祀る必要があったのでしょうか?

 

実はこれも古事記に書かれているので

関係のある所を抜粋してお伝えしていきますね。

 

まずは、二人の馴れ初めから

日本武尊やまとたけるのみことが父に命じられて関東へ行く途中に愛知県で出会った女性:宮簀媛命みやすひめのみことと恋に落ち、関東を治めたあと結婚します。

日本武尊

仕事が終わったら結婚しよう!
待ってるわ!

宮簀媛命

そして、結婚したのですがすぐに岐阜県を治めに向かうことになります。

この時に日本武尊やまとたけるのみことは嫁である宮簀媛命みやすひめのみことにまた戻ってくる約束を込めて草薙の剣を預けて出発します。

日本武尊

必ず戻ってくるから君が持っていてくないか?
絶対戻ってきてね!

宮簀媛命

しかし、途中で山の神を怒らせてしまい死んでしまいます。

三種の神器さんしゅのじんぎである草薙の剣を自分が持っていてはいけないと思った宮簀媛命みやすひめのみことは兄である建稲種尊たけいなだねのみことと共に草薙の剣が一番落ち着く場所を探し出し熱田神宮を作ってお祀りしたのです。

こんな大切な剣はタケルのためにも

ちゃんとした所に保管しないと!

宮簀媛命

なので正しくは熱田神宮に草薙の剣が祀られているのではなく、

草薙の剣を祀るための場所として一番よかった場所に熱田神宮が建てられているところなのです。

草薙の剣はとても力の強い剣なので適当なところではその地域が滅んでしまうと言われています。

だから熱田神宮はそもそもすごいパワーを秘めているスーパーパワースポットなんです!

【熱田神宮7つの見どころ】なぜパワースポットと言われているのか!?

草薙の剣を直接見ることはできない!?

草薙の剣は見れない

ここまで読んで頂いたあなたは多分草薙の剣を実際に見てみたいと思っているのではないでしょうか?

 

見たいですよね!僕も見たいです!(笑)

 

でも、残念ながら草薙の剣を見ることは99.999%できません。

 

その理由についていくつかの伝説があるのでお伝えしていきます。

 

草薙の剣を見ると災いが起こる

草薙の剣は非常にパワーのある剣です。

現在生きている人で草薙の剣を見た人は誰もいないようです。

過去に草薙の剣をこっそり見た宮司ぐうじさんとその連れらが謎の死にあったりと

草薙の剣に認められていない人が見てしまうととんでもないことが起こってしまうようです。

天皇陛下も見ることができない

実は驚いたことに草薙の剣の所有者でもある天皇陛下ですら見ることができないとされているようです。

詳しい内容はわかりませんが持ち主でも見てはいけないとされているようです。

所有者でもある天皇陛下ですら見ることが許されないので当然僕らみたいな一般人は見ることができるわけもありませんよね。

MEMO

これらの理由から草薙の剣を見たことのある人はいません!

つまり写真や画像はイメージしたものなので実際の姿ではないです。

草薙の剣は2つ存在する?

草薙の剣は2つある

実は草薙の剣は公式に2つこの世に認められているものがあります。

 

一つは先ほどからお伝えしている熱田神宮です。

 

もう一つは天皇陛下のお住まいである皇居です。

 

なぜ二つあるのか疑問に思ったので調べました!

本物は熱田神宮に祀られている

神話や古事記で登場する本物の草薙の剣は熱田神宮に祀られています。

では、皇居にあるのは偽物なのか?と思ってしまいますが

こちらも一応本物です。

ただ皇居にあるものは形代かたしろと言って本物から力を分けてもらっている分身なのです。

偽物なんだけど本物の役割も果たしているということです。

この形代かたしろは主に重要な儀式の時に使われます。

最近では天皇陛下が即位されたときに即位礼正殿の儀そくいれいせいでんのぎで形代が入った箱が登場しています。

他にも伊勢神宮の式年遷宮しきねんせんぐうなどに使われます。

本物である熱田神宮の草薙の剣をそういった行事の度に使ってしまうと

もしかしたら移動中とかに災いが起こるかもしれませんので

本物はずっと熱田神宮に祀られているのです。

まとめ

熱田神宮になぜ草薙の剣が祀られているのかわかって頂けたと思います。

 

熱田神宮に草薙の剣が祀られているわけではなく

草薙の剣を祀るために熱田神宮があります。

 

草薙の剣を祀る場所である熱田神宮は想像しただけでも

すごいパワースポットですよね!

 

今回知ったことを踏まえて熱田神宮に足を運んでみるとさらに凄味が増しているように感じることができますし、

この知識を一緒に参拝に来た家族や友人・恋人にも教えてあげてみるのもいいかもしれませんね。

ぜひ熱田神宮に行ってみてください!

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【熱田神宮7つの見どころ】なぜパワースポットと言われているのか!?

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