ころんくん
御朱印図鑑に登録する今回の神社は「水無神社」です。
飛騨国の一之宮として高山市の中心から少し外れたところに水無神社はあります。
ここにはかつて熱田神宮の御神体である「草薙剣」が戦後、アメリカ軍の手から逃れる為に疎遠され一時的に安置されていた神社でもあり興味がありました。
今回ようやく訪れることができ、御朱印もいただくことができたのでご紹介していきたいと思います。
- 水無神社の御朱印
- 水無神社の御朱印の頂き方(場所・金額・受付時間)
- 水無神社の境内の様子
目次
水無神社ってどんな神社?
水無神社は岐阜県高山市一之宮町に鎮座する飛騨国の一宮です。
正式には「みなし神社」と読むのですが
地元の人たちは「すいむ神社」と呼ばれ親しまれているようです。
境内より西南方向にある位山を御神体とし、古くからこの地を守ってきた神社です。
位山の山頂付近には水無神社の奥宮があり、
ここは一般的に里宮という位置付けとなっています。
創建は不明となっているが平安時代に編纂された「延喜式神名帳」に社名があることから1000年以上前には存在していたことが明らかになっています。
御祭神は水無大神となっているが15柱の神様を総称して水無大神と呼ばれています。
御歳大神・大己貴命・三穗津姫命・応神天皇・高降姫命・神武天皇・須沼比命・天火明命・少彦名命・高照光姫命・天熊人命・天照皇大神・豊受姫大神・大歳神・大八椅命
御神体の位山はかなりのパワースポットと言われており
巨石群が多数存在しています。
位山に自生している「イチイの木」は天智天皇の御代から歴代の天皇が使用される笏の素材となっていいて
皇室からも大切にされている霊山です。
また、水無神社には戦後、熱田神宮の御神体である「草薙剣」が一時的に非難された場所でもあります。
これはアメリカ軍(GHQ)に没収されることを恐れた当時の宮司が水無神社まで非難させました。
なぜ水無神社が選ばれたのかは詳しくはわかっていませんが
もしかしたら飛騨王朝説が関係しているのかもしれません。
飛騨王朝説は記紀に登場する高天原を飛騨とした説です。
この話は長くなるので別の機会に!
という感じで色々と興味深い神社となっています。
御祭神 | 水無大神 |
ご利益 | 子授け・安産・交通・縁結びなど |
水無神社の御朱印
御朱印帳に書いてくれました。
力のある筆使いが一宮の威厳を表しているようです
初穂料:500円(書き込み・書き置き)
その他の御朱印
水無神社ではメインの御朱印以外のも2種類の御朱印がありました。
両方とも書き置きのみの配布となります。
初穂料:各500円
御朱印帳について
御朱印帳は水無神社のオリジナルと一宮用の御朱印帳が用意されていました。
水無神社の御朱印の頂き方
水無神社の御朱印は社務所の入り口横にある授与所でいただくことができます。
受付時間:8:30 ~ 16:30
【参拝紀行】水無神社の境内を散策!
それでは水無神社の境内を散策していきましょう!
ちょっと怖い狛犬がお出迎えです。
水無神社は一宮というだけあって拝殿前はたくさんの人が参列できるように広くなっていました。
お正月が一番のピークで高山中の人が集まるみたいです。
ちょっと気になったのが御神体と拝殿の位置関係です。
通常、山を御神体としている場合は拝殿の先に御神体があるのが本来の形だと思うのですが
水無神社はなぜか御神体を背にして参拝する形となっています。
正しいことは分かりませんが
水無神社は鎌倉時代に神仏習合となり、戦国時代には祭祀が途絶え寺が管轄するようになった歴史があるようです。
このように複雑な歴史から御神体を拝む文化がもしかしたら変わっていったのかもしれませんね。
境内には稲荷社と白川神社があります。
稲荷社には宇迦之御魂神・白川神社には産土神をお祀りしています。
水無神社には神馬にまつわる伝説が残されています。
その昔、一之宮村では、秋になると夜のうちに田んぼの稲が何者かに食い荒らされて大変困っていました
村人たちは水無神社の神馬像の仕業ではないか、と噂しあいます。そこで、神主が名工を呼んで神馬像の目をくり抜いたところ、田んぼが荒らされる被害はぴたりと止まった、といいます。
目をくり抜いたとあるところが田舎ならではの感性ですよね笑
立派に聳える大スギは落雷か何かで上部がなくなっていました。
最後に御朱印をいただいて水無神社はおしまいです。
水無神社の行き方
住所 | 岐阜県高山市一之宮町5323番地 |
アクセス | 車の場合
中部縦貫自動車道「高山IC」から11km 約20分 公共交通機関の場合 JR高山本線「飛騨一ノ宮駅」より徒歩約10分 |
駐車場 | 参拝者専用無料駐車場あり |
初穂料:500円
場所:授与所
受付時間:8:30 ~ 16:30
ころんくん