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【参拝紀行】龍神伝説が今も残る高座結御子神社に行ってきた

ころんくん

愛知県名古屋市にある「高座結御子神社」に行ってきたのでご紹介するわん!

こんにちわ!

今回訪れた神社は愛知県名古屋市にある「高座結御子神社」です。

高座結御子神社高座結御子神社

高座結御子神社はとても歴史が深く熱田神宮との関係があり

現在では熱田神宮の境外摂社として神宮の北1kmほどに社殿を構えています。

余談なのですが熱田神宮の境外摂社ではあるが具体的に熱田神宮との関係は謎となっているようです。

熱田神宮の境外摂社にはこの高座結御子神社の他に氷上姉子神社があります。

氷上姉子神社

氷上姉子神社は熱田神宮の創建に関わる神話があるので境外摂社であることは納得できるのですが

高座結御子神社は摂社と呼ばれるような具体的な神話や伝承はないように感じます。

しかし、尾張国という視点で見れば納得できる点もあります。

昔の尾張国にはいろんな勢力を持った豪族がいたとされており

そこに熱田神宮を中心とした勢力と高座結御子神社を中心とした勢力がありました。

この二つの勢力が争った結果、熱田神宮に高座結御子神社が取り込まれ一つの巨大勢力となったことで熱田神宮と関係の深い神社とされているようにも感じます。

つまり、国同士が戦争をして敗戦国(高座結御子神社)が勝利国(熱田神宮)の傘下についた結果が今の関係になっているということだと思います。

さて、話を高座結御子神社に向けます。

御祭神は高倉下命が祀られており、神社には「井戸のぞき」という龍神伝説が伝えられています。

この伝承を見る限り龍神伝説が由来で高座結御子神社が創建したようにも感じますね。

このことから高座結御子神社は子育ての守り神として地元の人たちからは「高座さん」という愛称で親しまれています。

祭事では4月3日に子預祭(幼児の成長と虫封じを祈願して15歳まで子供を祭神に預け、無事成長した暁にはお礼参りをする風習。)

6月1日に例祭(毎年数千人の親子が訪れ子供の成長を願う祭り)

土用入の日に御井祭(この日に御井社の井戸を子供が覗くと虫封じの利益があるとして、信仰されている)

など、子供の成長に関する祭事が行われているほどです。

他にも尾張の戦国武将である「豊臣秀吉」が幼い頃から母に連れられ参拝していた「太閤出世稲荷社」があったりと見どころの多い神社です。

それでは、高座結御子神社の境内の様子を一緒に見ていきましょう!

 

高座結御子神社は愛知県熱田区高蔵町に鎮座しています。

熱田区という名古屋を代表する都会の中とは思えないほどの境内の森感は神社の尊厳を感じます。

現在はこのようなコンクリートジャングルに囲まれているが

昔は「熱田の杜」ならぬ、「高座の杜」と呼ばれ広く広大な敷地を要していたようです。

 

熱田神宮からは1kmほど北に行った場所です。

メイン道路に面しているわけではないので初めて行くと神社の正面がどこかわからなく

ちょっと探しちゃうかもしれません。

一方通行も多いので境内の周りをぐるぐる回ってしまうかも・・・

(僕がそうでした)

車でお越しの方は境内の中に駐車場があります。

正面鳥居から車で入って行けます。

 

正面鳥居を潜って右手にあるのが高蔵貝塚と御神木です

高蔵貝塚は弥生時代から古墳時代の遺跡で

ここに大きな集落があったと予想ができます。

他にも周辺に古墳が見つかるなどして全国的にも有名な場所となっているようです。

つまり、冒頭でお伝えした尾張国の一つの勢力がここらへんを拠点にしていたということが

これらの遺跡群からわかるということです。

トンボ

さて、まずは高座さんにご挨拶を!

参拝客の方に撮らせてもらいました。

 

拝殿の手前両脇に4社ある末社のうち二つがありました。

鉾取社 – 祭神:鉾取神

新宮社 – 祭神:素盞嗚尊

新宮社の後ろには高座稲荷社の鳥居群が立ち並んでいます。

なかなか味のある鳥居ですね

老朽化でボロボロ・・・

でもなんかこのような自然の理感のあるありのままって魅力を感じてしまいます。

 

先ほども触れましたが

高座稲荷社は太閤秀吉こと「豊臣秀吉」が幼い頃に参拝していた神社です。

どういった経緯で秀吉の住まいだった中村からここまできていたのかはわかりませんが

日本一出世した男が手合わせていた神社ならご利益は間違いなく出世運ですね。

確かに稲荷社は商売繁盛のご利益でも有名なので

もしかしたら秀吉の母が風の噂でご利益があると聞きつけて

我が子には貧乏生活を送ってほしくないという親心で参拝に来ていたのかもしれません。

そうなると高座結御子神社の子育てというところにも関係しているので面白いですね。

トンボ

それでは最後は御井社を見ていきます。

御井社は龍神の住処である井戸がある神社です。

井戸をのぞいていると神職さんが声を掛けてくれていろいろお話をしてくれました。

なんでも龍神様は境内右奥(拝殿の右横)にある楠木を目印にここに帰ってくるようです。

そして井戸でお休みになり、

井戸をのぞく子供達の「疳の虫」を食べてくれると丁寧にお話してくれました。

そして、井戸の水を汲むことができると教えていただき

実際に御神水である井戸の水に触れることができました。

自由に水を出していいとのことだったので参拝に訪れたら是非やってみてください!

 

そのままの流れで最後は御朱印を頂いて高座結御子神社の参拝は終了です。

熱田神宮の境外摂社【高座結御子神社】の御朱印を頂いてきました熱田神宮の境外摂社【高座結御子神社】の御朱印を頂いてきました

最後にご利益のありそうな井戸の水にも触れることができたので

とてもいい経験ができました。

やはり、熱田神宮の摂社だけあって境内のあちらこちらに不思議な空気感を感じます。

 

神職さんがぼやいていたことなんですが

みなさん熱田神宮に行って満足されて帰ってしまうのでなかなか足を運んでもらえないと嘆いていました。わら

確かに存在を知らないとわからないですからね・・・

一応、熱田神宮の御朱印として売り出しているみたいなのでがなかなか成果がなく肩を落としていた神職さんでしたww

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