ころんくん
御朱印図鑑に登録する今回の神社は「尾張戸神社」です。
尾張戸神社は標高198mの東谷山の山頂に社殿を構える神社です。
とても歴史ある神社で「熱田神宮の奥の院」と言われています。
他にも名古屋城の鬼門に位置していることから江戸時代には尾張徳川藩に社殿を造営・改修させていたりと手厚い信仰を受けていました。
なかなか興味深い神社なので参拝して御朱印を頂きたいと思います。
- 尾張戸神社の御朱印
- 尾張戸神社の御朱印の頂き方(場所・金額・受付時間)
- 尾張戸神社の境内の様子
目次
尾張戸神社ってどんな神社?
尾張戸神社は愛知県名古屋市守山区の東谷山山頂にある神社です。
創建は西暦136年とかなり古く延喜式神名帳にも記載されている式内社です。
日本武尊の妻であり氷上姉子神社の御祭神である「宮簀媛命」の分霊をお迎えしたことが始まりのようです。
また、御祭神には尾張国の祖神である「天火明命」とし、
鎌倉時代から平安時代にかけては熱田神宮に次ぐ大社でもあり
東谷山は「熱田の奥の院」とも呼ばれていました。
しかし、火災や戦乱によって神社の規模は縮小していき荒廃していったようです。
その後、尾張の守護である斯波氏が社殿を新しく建て直し、
江戸時代に入ると東谷山は名古屋城の鬼門の方角に当たるということで
尾張徳川藩主(2代藩主:徳川光友)が造営・改修を行なって大事にされてきました。
尾張戸神社を語る上で外せないのが古墳です。
尾張戸神社の本殿下には尾張戸神社古墳と呼ばれる円墳があります。
これは志段味古墳群を構成する一つとして国の史跡に指定されています。
他にも境内末社である中社・南社も古墳が存在しています。
これらの古墳は尾張氏のお墓であると伝えられているようです。
御祭神:天火明命・天香語山命・建稲種命
ご利益:厄除開運・交通安全・商売繁盛・家内安全
尾張戸神社の御朱印
尾張戸神社は氏子の方達が神社の管理をしてくれているため御朱印は墨書きではなくスタンプタイプのものです。
大判サイズの御朱印帳では少し物足りなさを感じますが
たまにはこういった感じの御朱印も面白くてありですね!
初穂料:300円
- 朱印:尾張戸神社
- 墨書きスタンプ:奉拝・尾張式内社・社名(尾張戸神社)・日付
御朱印帳について
尾張戸神社には御朱印帳の用意もありました。
ただオリジナルの御朱印帳というより
一般的な御朱印帳に「尾張戸神社」の社名が入った御朱印帳でした。
初穂料:1000円
尾張戸神社の御朱印の頂き方
尾張戸神社の御朱印は拝殿横にある社務所窓口でいただくことができます。
しかし、受付時間に注意する必要があります。
午前中の10時までしか受付していないとのことです。
氏子会の人が朝集まって神社の管理をしている間だけのようです。
「せっかく東谷山を登ったのにもらえなかった・・・」
というパターンになってしまうので要注意です。
ちなみに朝7時くらいにはくるようにしているそうなので
御朱印をもらうなら朝イチに!
受付時間:7時くらい〜10時まで
【参拝紀行】尾張戸神社はこんな感じだった!
尾張戸神社は東谷山の山頂付近にあるため訪れるにはちょっとした登山が必要です。
ルートは3通りあって「東参道」「南参道」「散策路」と分かれているようです。
①東参道:瀬戸市十軒町の大鳥居から山道を抜け、約300段の階段を登って神社まで約25分
②南参道:市道名古屋志段味―瀬戸水野線の愛知用水脇の常夜灯から神社まで約25分
③散策路:東谷山フルーツフルーツパーク駐車場から南社、中社を経由して約30分
どれから行くのも時間的にそこまで大差はありませんが
今回僕が選んだ道は「散策路」です。
東参道と南参道はひたすら登っていくタイプの道なのですが
散策路は尾張戸神社の末社である南社と中社を経由していく事ができるので見どころの多いルートとなっています。
それでは尾張戸神社まで頑張って登っていきます!
東谷山フルーツパークの駐車場に車を止めると登山道の入り口がすぐそばにありました。
なかなか険しい道のりの予感・・・
昨日まで雨が降っていたのでぬかるみがあるので注意が必要です
獣道を少し登っていくと階段が現れました。
季節は7月ということもあり蒸し暑くなり
蚊が耳元でモスキートーンをたてて飛び回っています。
ちなみに今日は夏の厄災神事「茅の輪くぐり」が行われているので
参拝したお客さんがちらちら下山してきていました。
こちらは汗だくで息を切らせながら登っているので下山のお客さんに頑張れと励ましてもらい
せっせと足を上げて登っていきます。
15分ほど登ると南社が現れました。
これはなんでしょうね?
何かの祭事に使うのでしょうか?
御祭神は伊弉諾命です。
まだまだいきますよ!
南社か10分ほど行ったところに中社がありました
南社・中社ともに古墳の上に神社があるようです。
ちなみにこの先にある尾張戸神社も古墳の上に建っているようです。
残り80mです!
ここまで来るのに汗だくです・・・
到着です!
茅の輪が拝殿の前にあってとても絵になりますね!
頑張ってここまで登ってきた甲斐がありました!
茅の輪は日本神話でスサノオが旅の途中で泊めてくれた蘇民将来という人物に
お礼として疫病除けのために教えたことが起源となっているものです。
茅の輪にはくぐり方があるようです。
手水舎で清めた後、
最初は左足から左回りにくぐります。
次は右足から右回りに8の字を描くようにくぐって
最後に左足から左回りにくぐります。
こうすることでこれから起こる厄災を祓うことができます。
僕もありがたく茅の輪をくぐらせていただきました!
参拝作法は二礼二拍手一礼
社務所で氏子の人と話していると
本殿のあるところには敷タイルが敷かれているみたいです。
なんでも江戸時代から昭和に至るまでに27種類のタイルが敷いてあるらしく
敷タイルの博物館と言われているようです。
ですが本殿敷地内は一般の立ち入りは禁止されているのでみることが出来ませんでした。
しかし、最近修復した際に新しいものに交換した古いものがあるみたいで出してくれました。
それではサクッと境内を見ていきます。
この後ろに本殿があります。
展望台がありました
ちょうど名古屋市内を一望できるいい眺めの展望台です
以上が尾張戸神社の境内です。
基本的に山頂には拝殿と本殿しかない感じでした。
尾張戸神社は式内社として歴史も古く熱田神宮の奥の院でもあるので
パワースポットとしても十分な場所だと思います。
登山が少しネックですが
とても雰囲気がよく綺麗に整備されている神社です。
氏子会の方々には感謝です!
尾張戸神社の行き方
住所 | 愛知県名古屋市守山区 大字志段味字東谷209 |
アクセス | 車の場合
公共交通機関の場合 JR東海 中央本線 高蔵寺駅から登山口まで徒歩で約15分、山頂まで徒歩で約20分 |
駐車場 | あり |
- 初穂料:300円
- 場所:拝殿横の窓口
- 受付時間:7時〜10時
ころんくん