ころんくん
御朱印図鑑に登録する今回の御朱印は「成海神社」です。
成海神社は日本武尊を御祭神とした延喜式神名帳に記載されている歴史のある神社です。
日本武尊と宮簀媛命の恋物語の舞台にもなっていて
夫婦円満・縁結びにご利益があるとされています。
成海は東海道の宿場町としても栄えていたため当時は多くの旅人たちにも広く愛されていた神社です
- 成海神社の御朱印
- 成海神社の御朱印の頂き方(場所・金額・受付時間)
- 成海神社の見どころ
目次
成海神社ってどんな神社?
成海神社は名古屋市緑区に日本武尊を御祭神とした歴史の深い神社です。
創建は686年と今から1300年以上も前になります。
その始まりは日本武尊が関係していると云われています。
日本武尊が東征を終えて帰還している時の話です。
妻である宮簀媛命のいる火上(大高)に向かう途中、日が暮れたので成海で留まることになりました。
この時日本武尊は成海の高台に登って宮簀媛のいる火上をじっと見ていたそうです。
その時に一つの歌を歌いました。
「奈留美良乎 美也礼皮止保志 比多加知尓 己乃由不志保尓 和多良牟加毛」
現代訳:鳴海浦を見やれば遠し火高地にこの夕潮に渡らへむかも
これは、成海から大高はすぐそこだから日が暮れた夜でも行ってしまいたい
というようなロマンチックな歌を歌いました。
この話を元に、成海の高台である天神山(現:成海城跡地)に成海神社を創建しました。
その後、成海城建設のため現在の場所に移動しました。
このようない話からご利益は、夫婦円満や縁結びなどにご利益が期待できます。
他にも日本武尊が旅の厄を落としたことで厄除けにもご利益があるようです。
成海神社は熱田神宮とも関係が深く、神宮の東に位置するため「東宮大明神」とも言われています。
成海神社の御朱印
立派な御朱印です。
朱印が3つも押されているところが嬉しいですね。
左下の小判形の朱印がなんかいい!
御朱印帳について
引用:成海神社公式HPより
成海神社の御朱印帳は伝統芸能でもある鳴海絞(有松絞り)のデザインです。
僕は地元が有松なので絞りは馴染みが深いのでとても親しみやすいデザインです。
絞りデザインの為柄に多少の違いが出るみたいです。
それはそれで味があっていいし、世界に一つだけのデザインということです。
初穂料:2000円
成海神社の御朱印の頂き方(場所・金額・受付時間)
成海神社の御朱印は本殿へ向かう参道の途中にある社務所でいただくことができます。
初穂料:300円
受付時間:9時〜17時
成海神社の見どころ
成海神社に訪れたら見ておきたい見どころスポットをご紹介します。
東宮稲荷社
こちらの稲荷社は他の稲荷社とは大きく違うところがあります。
稲荷社といえばお稲荷さんですよね。
神様の使いである稲荷狐が中心となっている神社なのですが
成海神社の東宮稲荷社は神様の使いの稲荷狐ではなく寄り方の狐なのです。
寄り方の狐は稲荷狐の弟子みたいな役割の狐です。
ちょっと珍しい稲荷社なのでぜひ見ておくといいかもしれません。
さざれ石
さざれ石は国歌である「君が代」に登場する日本を代表する石です。
岐阜県の根尾村で採れたさざれ石を成海神社に奉納したようです
どこにでもあるものではないので是非見ておきたいですね。
ダルマ塚
ここはだるまさんを供養する場所です。
たくさんのだるまさんが並んでいるので見どころというより写真スポットです。
芭蕉の句碑
松尾芭蕉という人物はご存知の方も多いと思います。
成海神社にある芭蕉の句碑は緑区という名前の由来にもなった句が石碑として建てられています。
芭蕉は鳴海宿に4回も訪れていたようで
その時に「初秋や海も青田の一みどり」という句を読みました。
この地の美しさを表した句でこの句を元にここを緑区と名付けたそうです。
成海神社の行き方
住所 | 愛知県名古屋市緑区鳴海町乙子山85 成海神社 |
御祭神 | 主祭神:日本武尊
配祀:宮簀媛命・建稲種命 |
アクセス | ・名鉄名古屋本線「鳴海駅」より、徒歩14〜15分 ・名鉄鳴海駅から名鉄バス鳴子みどりヶ丘行き「成海神社バス停」下車、徒歩1分。 ・名古屋市営バス 新瑞12系統、鳴子15系統で「花井バス停」下車、徒歩約5分。 ・名古屋高速3号大高線「笠寺I.C.」より、お車で10分。 経路を確認 |
駐車場 | 無料駐車場複数台あり |
それでは気をつけて行ってらっしゃーい!