ころんくん
今回の記事は、手水舎に龍が使われている理由について解説していきたいと思います。
神社で参拝する時、手水舎で手を清めますよね?
その時、手水舎をよくみてみると龍の口から水が出ている手水舎が多いことがわかります。
なぜ龍なのでしょうか?
龍以外の手水舎はあるのでしょうか?
このようにふと疑問に思ったので調べてみました!
目次
手水舎に龍がいるのはなぜ?
それでは手水舎に龍が使われている理由についてみていきましょう!
日本では昔から龍は水を司る神として人々から信仰されてきました。
全国各地の伝承をみてみると水に関する言い伝えには
大体龍が登場している場合が多いです。
そのことから太古から日本では龍は水を司る神として人々から信仰されてきました
また、神社では水は「禊」を行う神聖なものである必要があるため
水を司る神である龍から出る水=神聖な水
をイメージしているようです。
だから神社では手水舎に龍が使われています。
鳳凰!?手水舎には龍以外の動物も使われている
実は神社によっては手水舎に龍以外の動物が使われていることがあります。
神社に祀られている神様には神使と呼ばれる動物がいる場合があります。
例えば、稲荷神社では「狐」・春日大社では「鹿」といったように
神社によって龍ではなく神使を使った手水舎があります。
ここからは龍以外の手水舎をご紹介していきたいと思います。
手水舎を見てみるだけでもその神社の特徴がわかったりするので
結構奥が深いですよ!
富岡八幡宮:鳳凰の手水舎
なんか龍より神聖な水が出ている気がする・・・
春日大社:鹿の手水舎
奈良公園の鹿は春日大社の神使!
大神神社:蛇の手水舎
大神神社の蛇は神そのもの!
調神社:兎の手水舎
卯年になると参拝客が増えるね!
羊神社:羊の手水舎
これも未年だと行列ができる!
白髭神社:オオシャコガイの手水舎
仰天手水舎!貝って・・・
正しい手水舎の作法について
最後に手水舎の作法についてお伝えしてこの記事は終わりです。
手水舎は「禊」と呼ばれる穢れを落とす儀式を簡略化したものです。
そのため作法というものが存在しています。
日本人なら覚えておきたい作法なのでぜひこの機会に覚えておくといいと思います!
右手で柄杓をもち水盤から水を一杯汲みます。
そのまま左手を始めに清め、柄杓を左手に持ち替えて右手を清めます。
もう一度、柄杓を右手に持ち替え左手に水を受けて口をすすぎます。
この時、衛生的に水を口に入れたくない方は行う素振りで大丈夫です。
決して柄杓に直接口をつけてすすがないようにしてください。
水を受けた左手をもう一度清めます。
再度、左手を清め、柄杓に残った水で柄杓の柄を清めます。
最後に柄杓を元の位置に戻しておしまいです。
細かい注意点とかはこちらの記事で解説しているので
ぜひ目を通してみてください!