【神社巡りの基本】摂社と末社の違いについて学ぼう!

摂社と末社の違いについて学ぼう!

熱田神宮や伊勢神宮など大きな神社に行くと本殿以外にもたくさんの神社がありますよね。

 

立派なものから小さな祠まで大小様々なものがあります。

 

基本的に本殿以外の神社のことを摂社または末社と呼びます。

 

では、摂社や末社はどういった分類で分かれているのでしょうか?

 

この記事では、神社の摂社と末社の違いについてお伝えしています。

摂社と末社の違い

それでは具体的に摂社と末社の違いについて見ていきます。

摂社とは
本殿に祀られている御祭神と血縁関係や親族が祀られている神社のことを指します。

他にもその土地の地主神など由緒に関係のある神様も摂社として言われることもあります。

例えば・・・御祭神の荒御魂や妻・子供など

末社とは
摂社には当てはまらないけど御祭神と関係のある神様を祀っている神社のことを指します。

摂社に次ぐ社格でもある。

例えば・・・御祭神に従っていた神様など

つまり、摂社は御祭神の家族や神社に直接関係している神様を指し

末社は摂社には該当しないけど御祭神と関係の深い神様のことを言います。

 

但し、神社によっては上記の範囲に該当しない場合もあるので

あくまで参考程度にとらえてください。

ちなみに

摂社と末社を併せた呼び名を摂末社という

境外摂社・境外末社

大きな神社や由緒の深い神社は境内にある神社のほかに

境外摂社境外末社があることがあります。

これは境内とは違った場所にある神社ですが

その神社と深い関係のある神社のことを言います。

熱田神宮の場合だと「氷上姉子神社」が境外摂社になります。

ここは熱田神宮に祀られている草薙剣の所有者であった日本武尊の妻:宮簀媛命が住んでいたと伝えられる場所です。

草薙剣も一時、氷上姉子神社にあったと言われています。

このように何かしら関係の深い場所にも摂社や末社は存在しています。

摂社と末社以外に別宮というものもある

先ほどまで神社には摂社と末社があるとお伝えしてきました。

しかし、摂社と末社とは別に別宮というものが存在していることをご存知でしょうか?

別宮は本殿の神様と同じ神様を祀ってあるため非常に格式の高い神社です。

代表的なものとして伊勢神宮や熱田神宮・石清水八幡宮などに別宮が許されています。

中でも伊勢神宮はやはり別格で、

熱田神宮には八剣宮1社

石清水八幡宮には八幡神社1社

に対して伊勢神宮は内宮に10社・外宮に4社あります。

さすがというべきでしょうか。

伊達に日本の最高神である天照大御神が祀られているだけのことはありますね。

別宮がある神社では本殿とセットでお参りするとより一層パワーをいただけるかも知れませんね。

ちなみに

熱田神宮の八剣宮は戦国武将の織田信長と徳川家康が改築した記録が残っているようです。

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