ころんくん
神社の代名詞でもある鳥居について詳しく教えるわん!
今回の記事は神社参拝が5倍楽しくなる鳥居の種類と構造について詳しくお伝えする内容となっています。
ほとんどの神社には必ずと言っていいほど鳥居を潜らないと神様のいる本殿へ行くことができないようになっています。
いわば鳥居は神社の玄関扉と言っても過言ではありません。
その鳥居をよくみると神社によって種類や構造がまるで違うことがわかります。
このような鳥居の違いについて知っていれば鳥居を見ただけで
どの神社の系列なのかがわかったりすることができます。
つまり、神社の入り口から神社を楽しむことができる建造物です。
他にも神社に鳥居がある理由などもお伝えしているので
ぜひ、最後まで読み進めて
神社を楽しむための知識を増やしてみてください。
それではみて行きましょう!
目次
鳥居は大きく分けて2種類から成り立っている
神社の鳥居は一見するとどれも同じように見えるかもしれません。
しかし、この記事でご紹介する「違い」を知ることができれば
それぞれの鳥居に個性を感じ思わず立ち止まって鳥居を観察してしまいます。
細かく鳥居の種類を細分化すると60種類以上あると言われています。
ですが、その中でも大きく分けて「神明鳥居」「明神鳥居」の二つに分かれています。
いわば60種類以上ある鳥居の種類も「神明鳥居」「名神鳥居」から派生しているということです。
神明鳥居
神明鳥居の特徴は地面に対して直角に伸びた2本の柱にまっすぐな木材を乗せ、
さらに柱と柱の間にもう一本木を渡して強度を増した最も一般的でシンプルなものとなっています。
神明鳥居は天照大神を祀っている神社に多くみられます。
- 伊勢神宮(伊勢鳥居)
- 石清水八幡宮(八幡鳥居)
- 鹿島神宮(鹿島鳥居)など
明神鳥居
明神鳥居の特徴は2本の柱の上に乗った横柱の両端が上に向かって反っているのが特徴的で
神明鳥居と違って装飾が派手目なものとなっています。
神明鳥居は地面からまっすぐに柱が伸びているのに対して明神鳥居はハの字の角度がついていることも特徴的といえます。
その為、明神鳥居系の鳥居はとても多く、種類が豊富です。
- 八坂神社(明神鳥居)
- 伏見稲荷大社(台輪鳥居)
- 厳島神社(両部鳥居)
鳥居の構造と名称について
それでは鳥居の構造と名称について詳しくみて行きます。
神明鳥居の構造」と名称
神明鳥居の構造は基本的に笠木・貫・柱の三つの要素から成り立っています。
ただ、どの神明鳥居も円形直角のものを中心としているのですが
伊勢神宮の鳥居は特質で笠木が五角形になっていて両端が襷墨になっています。
社殿の建築様式もそうですが伊勢神宮は何をとっても他の神社とは全てが異なる形をしていることがわかりますね。
明神鳥居の構造と名称
明神鳥居の構造は笠木にそりがついており、貫が飛び出ていたりと神明鳥居とは明らかに違うところが目立ちます。
その多様性のある形からさまざまな種類に派生していて
写真の鳥居は両部鳥居と呼び、柱の前後に控え柱を建てています。(別名;四脚鳥居)
両部鳥居は神仏習合の神社に多いと言われています。
他にも山王鳥居と呼ばれる鳥居があり
笠木の上に三角の冠を被せたような形をしているものもあります。
これは日吉大社や日枝神社などの神社によくみられる鳥居です。
このように神社によって鳥居の形がさまざまなので参拝の都度、確認してみると新しい発見があるかもしれません。
そもそも神社に鳥居があるのはなぜ?
では、そもそも鳥居は何のためにあってどこから始まった文化なのでしょうか?
ここからは鳥居の意味と起源についてみていきます!
神社にある鳥居の意味
神社の鳥居は神域の入り口であり、人間界との境界を表すものと言われています。
スピリチュアルなお話になってしまいますが鳥居をくぐったら何か不思議な雰囲気を感じたり
空気感が変わった感覚に襲われたりするのは結界の中に入ったからだと言われます。
鳥居は他にも穢れを浄化する役割を持っています。
日本の神様が最も嫌うものは穢れです。
そのため神の住まう本殿に到着するまでの間に鳥居の力によって穢れを落としていくと考えられています。
鳥居をくぐる前の一礼は「お邪魔します」という意味と「祓え清めたまえ」という意味があるのではないでしょうか。
だから神社には鳥居が必要でどの神社にも鳥居があるのだと考えます。
鳥居の起源について
鳥居の起源については実はわかっていないということが正直なところです。
おそらく歴史が深すぎて起源を遡ることが困難だと思います。
しかし、一応諸説ありですが古事記に鳥居の起源と思われるお話が記されています。
それはアマテラスの天岩戸隠れのお話で登場します。
アマテラスが天岩戸に隠れてしまった時、高天原の八百万の神々はどうにかして天岩戸からアマテラスを出すために天岩戸の前で大宴会を開いて興味を持たせようとしました。
その時に盛り上げ役としてこの世で一番うるさい「常世の長鳴鳥」を登場させました。
この時に「常世の長鳴鳥」を止まらせた木を鳥の居場所→鳥居となったのが始まりだと言われています。
他にも神の通り入る門という言葉から「とおりいる」→「とりい」→「鳥居」と変化していったことなどいろんな説が飛び交っています。
神社に鳥居があることから鳥居という名前は神の通り入る門から来ていると考えると一番しっくり来ますね。
【まとめ】神社参拝が5倍は楽しくなる鳥居の種類と構造
鳥居の種類から起源に至るまでお伝えしてきました。
一つひとつの鳥居にはいろいろな種類があり、その違いが分かればどれも違った形の鳥居に見えると思います。
鳥居は神社のシンボルでもあり、なくてはならないものだと僕は思います。
この記事でお伝えしたことを知っておけば
神社参拝に訪れたときに入り口から神社を楽しむことができます。
日本人である僕らにとって神社はとても身近なもので日本人の心でもあると僕は思っています。
ただ本殿で手を合わせて終わりだけでもいいのですが
細かいところに目を向ければ結構楽しめると思います。
そのきっかけがこの記事であると嬉しいです。
このサイトでは他にも神社の楽しみ方や僕が実際に訪れた神社の情報を発信しています。
神社の屋根を見れば一発でどんな神様が祀られているのか見分けられる方法
よかったらいろいろ参考にしてみてください!
それではまたどこかの検索結果でお会いしましょう!
さようならー