ころんくん
御朱印図鑑に登録する今回の神社は「建部大社」です。
建部大社は日本神話に登場する日本武尊をお祀りする近江国の一之宮です。
日本武尊は天皇になることはできなかったけど
様々な事柄が現代にまで残されていてとても有名な人物です。
ちなみに現在の皇室の家系は日本武尊を祖とした系譜になっているんですよ!
御朱印もカッコよく、なかなか見どころの多い神社だったので
滋賀県を観光に訪れたらぜひ足を運んでみるといいと思います!
- 建部大社の御朱印
- 建部大社の御朱印の頂き方(場所・金額・受付時間)
- 建部大社の境内の様子
目次
建部大社ってどんな神社?
建部大社は近江国の一宮として日本武尊をお祀りする神社です。
創建は景行天皇46年(西暦116年)となっており
今から約1900年前とかなりの歴史を持つ神社となっています。
日本武尊を祀る神社は全国にたくさんあるがその中でも建部大社は日本武尊を祀る代表的な神社となっています。
創建の経緯としては日本武尊の死後、妻である「布多遅比売命」の前に突然現れた神様が
「今住んでいる場所に夫である「日本武尊」を「建部大神」として祀れ」
と指示があったのが始まりのようです。
元々は現在の鎮座位置ではなく、
神崎郡建部郷千草嶽(現・東近江市五個荘伊野部町付近の箕作山)でした。
その後、天武天皇4年(西暦675年)に近江国の守護神として現在の地に移ることになりました。
神社に伝えられている逸話には
鎌倉幕府初代征夷大将軍である源頼朝が「平治の乱」に敗れて伊豆の国に流される道中に
建部大社に立ち寄り、源氏の再興を祈願したと伝えられているようです。
その後、その願いが見事に大願成就したことから出世開運にご利益があると言われ信じられています。
御祭神 | 日本武尊・大己貴尊 |
ご利益 | 出世・開運・縁結び・金運など |
建部大社の御朱印
一之宮の御朱印は「一之宮」と入っているから一気に立派に見えますね!
初穂料:500円
御朱印帳について
建部大社にはオリジナルの御朱印帳が用意されていました。
黒のカバーに東征中の日本武尊でしょうか?
武装した日本武尊が描かれているイカついご朱印帳です。
初穂料:2000円
建部大社の御朱印の頂き方
建部大社の御朱印は境内入った左手にある授与所にていただくことが出来ます。
受付時間:9時〜17時
【参拝紀行】建部大社の境内を散策!
それでは近江国一之宮である「建部大社」の境内をご紹介していきたいと思います。
駐車場はこの先にあるので車やバイクでお越しの方は通行しても大丈夫です。
鳥居を車で通るのはちょっと不安になるところですが問題ないので安心してください!
鳥居の扁額を見てみると枠の部分がハートになっています。
なぜハートなのかは不明ですが最近ちょくちょくハート仕様の扁額を目にします。
さて!境内へ入っていきます!
この参道を鳥居をくぐって歩いて行くと神門が見えてきます。
立派ですよね!
正面には御神紋である三本杉のシンボルが幕に掲げてあります。
三本杉といえば奈良の大神神社も三本杉を御神紋として掲げています。
これは権殿に鎮座している大己貴尊が大きく関係しているようです。
詳しくは後ほど解説していきますね!
手水舎は神門の手前にありました。
左手からお清めをして参拝していきましょう!
【手水舎の正しいやり方】結構重要!禊を簡略化したお清めの儀式
神門をくぐるとすぐ先には拝殿があります。
こちらで参拝してもいいのですが
建部大社は日本武尊と大己貴尊の鎮座する本殿と権殿の前でも参拝することが出来ます。
拝殿の手前にある杉の木が見えますでしょうか?
これが先ほど少し触れた御神紋になっている三本杉です。
御神門にもなっているということもあってしっかりと伝説があるようです。
この三本杉は755年に大己貴尊を権殿へとお迎えした際、
一晩にして三本の杉がドーンと生えてきたようです。
大己貴尊といえば出雲大社の神様である「大国主命」の若い時の名で知られ
さらに大国主命は奈良の大神神社の神様と同一神とされています。
つまり、大己貴尊をお迎えしたことによって大神神社の力がこの地へと宿ったと考えられます。
大神神社は大和王権が崇敬した歴史ある神社なので
必然的に日本武尊も崇敬していたことになります。
(日本武尊は景行天皇息子で景行天皇は三輪山の麓に宮を築いていた)
だから御神紋は三本杉というわけなんですね!
建部大社のパワースポットでもあるので見逃さずに要チェックです!
ではでは本殿と権殿へ
ご覧いただいた通り、同じ建物が並んでいることがわかると思います。
左側が本殿「日本武尊」
右側が権殿「大己貴尊」
が祀られている社殿になります。
建部大社の面白いところは本殿と同じ仕様の建物が並んでいるというところです。
本来は本殿が一つ大きくあるのが一般的なんですが
全く同じように権殿が並んでいるのが見どころでもあります。
建部大社は日本武尊をお祀りする神社なんですがそれと同じように
大己貴尊も大切に祀られているということがよくわかりますね
お賽銭も右と左で分かれています。
参拝した後にふと上部を見てみると
日本人ならお馴染みにのマークがあります。
そうです!
徳川さんの三つ葉葵です。
これは江戸時代に徳川幕府からの寄進を受けたことによって徳川のマークを使うようになったようです。
三つ葉葵の使用が許されたということはかなり手厚く扱われていたことが予想できます。
これらのことから建部大社では
皇族の祖先である日本武尊は「菊の紋」
大神神社の神である大己貴尊は「三本杉」
徳川幕府からの寄進により「三つ葉葵」
3つの神紋を使うちょっと珍しい神社でもあります。
続いては本殿と権殿の裏側へ
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菊化石と鏡とさざれ石が奉安されているのを見ることができます。
さざれ石はちょっと大きな神社に行けば大体あるのですが
菊化石はなかなか珍しいので見てみるといいかもです。
他にも本殿と権殿を囲むように日本武尊にちなんだ摂末社があったりしたのでご挨拶しました!
最後に授与所で御朱印をいただいて建部大社はおしまいです!
建部大社の行き方
住所 | 滋賀県大津市神領1丁目16−1 |
アクセス | 車の場合
名神高速「瀬田西」「瀬田東」」ICより約5分 公共交通機関の場合 JR琵琶湖線「石山」駅から徒歩25分 京阪電車石山坂本線「唐橋前」駅から徒歩10分 |
駐車場 | 無料(境内に複数台) |
初穂料:500円
場所:授与所
受付時間:9時〜17時
ころんくん