ころんくん
今回の記事は、熱田神宮の境内にあるお化け灯籠こと「佐久間灯籠」をご紹介していきたいと思います。
佐久間灯籠は中央参道と東参道が交差する角にある8mの高さを誇る巨大灯籠です。
その大きさゆえにお化け灯籠とも呼ばれ、江戸時代から熱田神宮のシンボルとし参拝客を見守ってきています。
また、日本三大灯籠にも数えられている知る人ぞ知るマル秘スポットとなっています。
この記事では、知ると意外に深い「佐久間灯籠」の魅力に触れていきたいと思います。
目次
隠れパワースポット!?3回の大地震にも耐えた佐久間灯籠
佐久間灯籠の歴史は江戸時代初期1630年(寛永7年)に佐久間勝之という人物が熱田神宮に奉納したことから始まります。
熱田神宮社伝にはよれば、佐久間勝之が海で台風の被害に遭い遭難したところ
無事に生還できるようにと熱田神宮に祈念し、その願いが叶ったことで感謝の気持ちとして灯籠を奉納したと伝えられているようです。
その後、現在に至るまでに3回の大地震(宝永4年(1707)宝永地震、嘉永7年(1854)安政東海・南海地震、明治24年(1891)濃尾地震)の被害に見舞われ倒壊するも
大きな損傷することなく無事に復元されています。
普通に考えれば8mもある灯籠が倒壊すれば、割れたり折れたりすることは容易に想像できます。
しかし、不思議なことに佐久間灯籠は倒壊するが何度も立ち上がり熱田神宮のシンボルとして多くの参拝客を見守り続けています。
熱田神宮というパワースポットにあることから何か不思議な力が宿っているのかもしれませんね。
佐久間灯籠はかなり大きくて見物なので熱田神宮に訪れたら一度拝見してみるのもいいと思います。
は織田氏の家臣「佐久間盛次」の四男として尾張国で生まれ、信濃長沼藩の初代藩主として活躍した武将です。
【散策!】佐久間灯籠には秘密の抜け道がある!?
佐久間灯籠は中央参道と東参道が交差する角にどっしりとその巨大な姿で構えています。
一見すると参道から眺めるだけだと思ってしまいますが
よく見てみると灯籠をぐるっと一周できるように秘密の通路が設けられています。
通路に侵入してみると熱田の杜に囲まれた静かな空間になっており
参拝客で賑わう参道とは一線隔てた空間となっています。
足元をよく見てみると灯籠の残骸などが使われている何やら意味深な足場となっています。
ひっそりと静かに休憩したい人はここを使ってみるといいですよ。←あまり広めたくないから内緒ね🤫
雨の日などは滑りやすくなっているので神宮側が侵入禁止にしていることもあります。
おまけ:もう一つの灯籠
佐久間灯籠とは別にもう一つ大きな灯籠があることをご存知でしょうか?
佐久間灯籠よりは大きくありませんがそこそこ大きな灯籠が隣の宮きしめん側にあります。
こちらの灯籠はもともと境内にあった大宮司の邸宅にあったものを現在地に設置したもののようです。
昔の熱田神宮は現在と境内の様子が大きく違っていて、神宮寺や町家がありました。
江戸時代の熱田神宮の様子に興味のある方はこちらの記事で詳しく解説しているのでよかったら見てみてください!
ということで今回の記事は以上となります。
当サイト「神社の図鑑」では熱田神宮に関する様々な記事がありますので
参拝に訪れた時にご活用ください!