ころんくん
わん!旅マガ案内犬のころんだよぁ!
今回は神社に関する面白い知識を教えるわん!
神社に行った時に覚えておくと面白くなるわん!
今回の記事は、神社参拝の時に使える豆知識をお伝えさせていただきます。
知らなくても全然問題ないけど知っていると神社参拝が少し楽しくなる豆知識です。
題して!
「神社の屋根を見れば一発でどんな神様が祀られているのか見分けることができてちょっと神社に詳しい感を出せる豆知識〜」です。
長い題になってしまいましたね。わら
知らなくても神社参拝には何にも問題はないけど
一緒に来ている友達や彼氏彼女に教えてあげると「めっちゃ詳しいじゃん!」ってなります。
ちょっとした優越感が味わえるかも…わら
日本人なら神社に参拝に行く機会も多いと思います。
ちょっとした豆知識を知っているだけでただの参拝から神社そのものを楽しみながらの参拝になると思います。
わかりやすくお伝えしているので是非あなたの豆知識にしてみてください。
目次
神社の屋根を見れば一発でどんな神様が祀られているのか見分けられる方法
それでは、本題に入っていきます。
屋根を見ればどんな神様が祀られているのかわかると言っても具体的な神様の名前がわかるわけではないのでそこんところはご理解くださいね。
では、一体「どんな神様」とはどういうことなのか?
それは属性や性別といった大まかなことが屋根を見れば一発でわかるということです。
つまり、天津神系の神様なのか国津神系の神様なのかが一目でわかってしまい、さらに性別もわかってしまいます。
もともと神話の話では神様は天の国に住んでいる天津神系と地上の国に住んでいる国神系に分かれています。
同じ神様でも出身が違うから相反するところが多々あるのです。
天津神系の代表的な神様は…天照大御神・イザナギ、イザナミ・建御雷神など
国津神系の代表的な神様は…大国主命・建御名方神・木花咲耶姫など
天津神系と国神系を見抜く
まず、天津神系か国津神系を見抜く屋根のポイントは、形です。
天津神系は、本殿を正面に見た時に屋根が手前に流れている形をした屋根が天津神系の神様が祀られています。
国津神系は、本殿を正面に見た時に屋根が山の形になっているものが国神系の神様が祀られています。
ころんくん
神社の御祭神を見た時に天津神か国津神かわからなかったら屋根を見れば一瞬でわかるわん!
男神と女神を見抜く
神社の屋根を見れば他にも神様の性別を見抜くことができます。
神社の屋根にあるこれ!
いかにも神社!って感じのこれです。
ただのかっこいい飾りではなくてちゃんと意味があるんですね。
千木と鰹木と言います。
祀られている神様が男神なのか女神なのかはこの千木と鰹木に注目すれば一発でわかってしまいます。
千木の場合
千木の先端が外削ぎになっていれば男神
千木の先端が内削ぎになっていれば女神
鰹木の場合
鰹木の数が奇数なら男神
鰹木の数が偶数なら女神
ごく稀に異なる場合があるので注意してください。
千木と鰹木の本来の役割ってナニ?
先ほど千木と鰹木がその神社に祀られている神様の性別を表しているものだとお伝えさせていただきました。
しかし、本来の千木と鰹木の役割は神様の性別を表すだけのものではありませんでした。
千木は、屋根を支えるための大切な構造材として重要な役割を果たしていました。
鰹木は、棟の押さえを目的とした補強材でした。
ですが、現在の建築技術の中では本来の役割は不要となり、
今は社殿の装飾としての意味合いしか持たなくなりました。
神社の屋根についてもっと知ってみよう!屋根の造りについて
神社の屋根は日本の伝統的な技術が集約されています。
屋根についてご紹介してきたので最後に屋根そのものについても触れてみたいと思います。
神社を楽しむ上でも屋根はとても楽しめるポイントの一つだと思います。
言わば神様のお家にも個性があるんだよってことです。
僕は「このお家(神社)の神様はこんな感じの趣味なんだ」ってな具合で見ていたりします。
その中でも有名な屋根の造りを6つご紹介していきます。
神明造
神明造は格式の高い神社に多く使われている屋根の造りです。
神社建築様式としては歴史が古くT H E神社って感じです。
横幅が大きくなっていて、高床式倉庫のように地面から離れているのが大きな特徴です。
代表的な神明造の神社…伊勢神宮・熱田神宮など
ちなみに伊勢神宮は「唯一神明造」といい、神明造の中でも伊勢神宮だけしか用いられていない造りになっています。
大社造
大社造は神明造と同じく歴史の古い神社建築様式です。
屋根には曲線が用いられており、入口が正面ではなく右にあるのが特徴です。
代表的な神明造の神社…出雲大社・熊野大社など
流造
流造は全国で最も多い神社の造りです。
社殿の正面側に向かって屋根が伸びているのが特徴的で
神明造や大社造と違って左右対象ではない屋根の形をしています。
代表的な流造の神社…伏見稲荷大社・宇治神神社など
住吉造
大社造からの派生した造りになっています。
屋根は大社造と違って直線的な造りになっており、内部には二部屋に分かれてあるのが特徴です。
代表的な住吉造の神社…住吉大社など
八幡造
神明造からの派生した造りになっています。
二つの社殿を前後に置き、一つの社殿にしているのが特徴的です。
昼と夜で主祭神が移動すると考えられていました。
仕事部屋とプライベトート完全に分けたい神様だね
代表的な八幡造の神社…宇佐神宮・石清水八幡宮など
春日造
大社造から派生した造りになっています。
社殿正面に向拝があることが特徴です。
向拝とは屋根の中央が前方に出ている部分のこと
代表的な春日造の神社…春日大社など
神社は参拝以外にも楽しめるところがいっぱい!
神社の屋根を見れば一発でどんな神様が祀られているのか見分けられる方法についてご紹介させていただきました。
神社参拝する上では知っていてもあんまり意味のない情報かもしれませんが
僕個人としては、神社の面白さが少しでも伝わっていただけたなら嬉しいです。
神社はとても歴史が深く一つ一つに意味があって今の形を築いています。
全部を理解しようとするのは大変だから興味を持てたところを深く掘ってみると
何気なく参拝していた神社が今以上に楽しい観光や旅行になると思います。
他にも神社に関する豆知識や神社の情報を記事にしているのでいろいろ探ってみてください!
最後までご愛読頂きありがとうございました。