ころんくん
今回の記事は、源頼朝の生誕地としても知られる「誓願寺」についてご紹介していきます。
源頼朝は鎌倉幕府初代将軍として日本人なら知らない人はいない歴史上の人物です。
そんな偉大な人物が生まれた場所が熱田ということはご存知だったでしょうか?
実は、頼朝の母親が熱田大宮司家の娘で、頼朝を出産する時、実家である熱田に帰っていたと言われています。
現在ではその場所に「誓願寺」が建っており、頼朝出生の地を今に伝えてます。
目次
源頼朝の生誕地「誓願寺」ってどんなところ?
誓願寺は西山浄土宗の寺院として熱田神宮西側にあり、
享禄2年(1529年)に善光上人(日秀妙光)尼が熱田大神からのお告げによって
織田信秀の援助を得て創建されたお寺です。
元々、この地は熱田神宮大宮司藤原氏の別邸となっており、
源頼朝の母:由良御前が頼朝を産んだ場所でもあります。
由良御前は熱田神宮大宮司「藤原季範」の娘ということでもあるため熱田が地元でした。
昭和20年(1945年)6月9日の熱田空襲により、本堂などが炎上し焼失してしまう被害が発生。
その時に本堂の裏にあった頼朝祠や源頼朝公産湯ノ井戸も被害にあったようです。
その後、復興事業により再建されるが寺院自体の規模も縮小され、
祠などは再建されなかったが源頼朝誕生の伝承を惜しむ人々によって源頼朝公産湯ノ井戸が設けられ現在に至ります。
江戸時代の頃の誓願寺
尾張名所図会によると誓願寺は熱田神宮旧西門「鎮皇門」の向かいにあり、現在と変わらない位置だと考えられます。
本堂の裏側には樹木に囲まれた形で祠と池が確認できます。
「きよめ餅」は尾張名所図会挿絵右側に描かれている「きよめ茶屋」にちなんで名付けられた熱田名物です。
現在の「誓願寺」はこんな感じ
現在の「誓願寺」に行ってきたのでご紹介していきます。
復元された門が道路沿いに建っています。
葵の御紋が入った印象的な門です。
門の横から奥へ進んでいくと本堂が見えます。
以上が誓願寺となります。
熱田神宮とは直接的に大きな関係ではありませんが
源頼朝というビック武将出生の地はパワースポットでもあるので訪れてみると何か発見があるかもしれませんね!