日本にはいろんなものに「日本三大〇〇」というものがよく付けられます。
神社にある鳥居にも
「日本三大鳥居」
「日本三大木造鳥居」
「日本三大石鳥居」
というように「日本三大〇〇」と呼ばれる鳥居が存在しています。
ここでは「日本三大鳥居」と呼ばれている三基の鳥居をご紹介します。
厳島神社 大鳥居
広島県の宮島にある「厳島神社」は世界遺産にも登録されている有名な神社です。
海に浮かぶ大鳥居がとても特徴的でその光景は美しく「日本三景」のひとつにも数えられています。
現在の鳥居は明治8年に建てられたもので平安時代の初代鳥居から数えて9代目にあたります。
木造ということもあり海水の侵食やシロアリの被害により度々の改修を繰り返して
厳島神社を守ってきています。
笠木の西側には三日月が、東側には太陽の飾金具が付けられており陰陽道の影響が見られます。
所在地 | 広島県廿日市市宮島町1−1 |
形式 | 両部鳥居 |
材質 | 木造製 |
高さ | 16.6m |
完成 | 1875年(明治8年) |
金峰山寺 銅鳥居
銅鳥居は金峰山寺の仁王門から北へ200mほど下ったところにあります。
厳密にいうと鳥居ではなく鳥居型の門という位置付けのようです。
また、聖武天皇の勅願により東大寺大仏の余った銅で建立したという伝承が残っているようです。
所在地 | 奈良県吉野郡吉野町吉野山 |
形式 | 明神鳥居 |
材質 | 鋳造製 |
高さ | 7.5m |
完成 | 1455年(康正元年) |
四天王寺 石の鳥居
大阪市天王寺区にある四天王寺は聖徳太子が蘇我馬子との争いで勝利するために
自ら彫った四天王像を安置するために健立したお寺です。
石の鳥居はもともと木造の鳥居でだったが
永仁二年(1294年)に石の鳥居に建て替えられて現在に至ります。
所在地 | 大阪府大阪市天王寺区四天王寺1丁目11−70 |
形式 | 明神鳥居 |
材質 | 石造り |
高さ | 8.5m |
完成 | 1294年(永仁二年) |