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日本三大木造鳥居

日本三大木造鳥居

日本にはいろんなものに「日本三大〇〇」というものがよく付けられます。

神社にある鳥居にも

「日本三大鳥居」

「日本三大木造鳥居」

「日本三大石鳥居」

というように「日本三大〇〇」と呼ばれる鳥居が存在しています。

ここでは「日本三大木造鳥居」と呼ばれている三基の鳥居をご紹介します。

 

春日大社 一の鳥居

春日大社の一の鳥居は典型的な春日鳥居と言われている代表的な鳥居です。

鳥居の柱は一本の木でできているわけではなく

八角形の芯材の周りを16枚の檜板で囲み、金輪締めにして一本の大きな柱にしています。

もともと平安中期ごろに建てられたものを1638年に現在のものに再建されました。

所在地 奈良県奈良市登大路町
形式 明神鳥居
材質 木造製
高さ 7.75m
完成 1638年(寛永11年)

厳島神社・大鳥居

広島県の宮島にある「厳島神社」は世界遺産にも登録されている有名な神社です。

海に浮かぶ大鳥居がとても特徴的でその光景は美しく「日本三景」のひとつにも数えられています。

現在の鳥居は明治8年に建てられたもので平安時代の初代鳥居から数えて9代目にあたります。

木造ということもあり海水の侵食やシロアリの被害により度々の改修を繰り返して

厳島神社を守ってきています。

笠木の西側には三日月が、東側には太陽の飾金具が付けられており陰陽道の影響が見られます。

所在地 広島県廿日市市宮島町1−1
形式 両部鳥居
材質 木造製
高さ 16.6m
完成 1875年(明治8年)

気比神宮 大鳥居

気比神宮は福井県敦賀市に社殿を構え、

延喜式神名帳に名神大社として記載されている歴史ある神社です。

大鳥居はもともと東側に建っていたのですが1343年の暴風によって倒壊し、

現在の大鳥居は江戸時代の1645年に佐渡から調達した木材で再建したものです。

所在地 福井県敦賀市曙町11−68
形式 両部鳥居
材質 木造製
高さ 10.9m
完成 1645年(寛永21年)