日本にはいろんなものに「日本三大〇〇」というものがよく付けられます。
神社にある鳥居にも
「日本三大鳥居」
「日本三大木造鳥居」
「日本三大石鳥居」
というように「日本三大〇〇」と呼ばれる鳥居が存在しています。
ここでは「日本三大石鳥居」と呼ばれている三基の鳥居をご紹介します。
日光東照宮 石の鳥居
日光東照宮は言わずと知れた戦国武将のひとり「徳川家康」をお祀りしている神社です。
家康の死後(1616年6月1日)、翌年である元和3年(1617年)に創建され
石の鳥居はさらに翌年の元和4年(1618年)に建てられた高さ9.2mの一の鳥居です。
所在地 | 栃木県日光市山内2281−3 |
形式 | 明神鳥居 |
材質 | 石造り |
高さ | 9.2m |
完成 | 1618年(元和4年) |
鶴岡八幡宮 一の鳥居
鶴岡八幡宮の一の鳥居は本殿と由比ヶ浜をまっすぐに結ぶ若宮大路に建っています。
浜の大鳥居とも呼ばれ、国の重要文化財に指定されています。
もともとは1180年(治承4年)に源頼朝により建てられたが
地震や火災により幾度も建て替えられ、1668年(寛文8年)に徳川第4代将軍「徳川家綱」によって
木造ではなく、備前国犬島産の御影石(花崗岩の石材名)によって造られました。
1923年(大正12年)の関東大震災によって倒壊したが
1936年(昭和11年)に再建を果たし現在に至ります。
所在地 | 神奈川県鎌倉市由比ガ浜2丁目14 |
形式 | 明神鳥居 |
材質 | 石造り |
高さ | 8.5m |
完成 | 1668年(寛文8年) |
八坂神社 石の鳥居
八坂神社の正門として1646年に建てられ多くの参拝客を招き入れてきた石の鳥居は
自然石で造られた鳥居としては最大級の大きさを誇ります。
最大の特徴としては鳥居の柱にある切れ目です。
これは二つの石をつなぎ合わせて跡です。
江戸時代に造られ現在に至るまで崩れることなく八坂神社に建っていることを考えれば
造築の技術がいかに素晴らしいことがよくわかるものでもあります。
所在地 | 京都府京都市東山区祇園町北側625 |
形式 | 明神鳥居 |
材質 | 石造り |
高さ | 9.5m |
完成 | 1646年(正保3年) |