猿投神社は、豊田市と瀬戸市にまたがる標高629mの三河の名峯「猿投山」の麓に鎮座する古社です。
猿投山には、天然記念物に指定された球状花崗岩 である菊石をはじめ、御船石・蛙岩・屏風岩・御鞍石など、
伝説のある巨岩があり、古くから山嶽信仰・巨石信仰の場として霊山として崇められてきた山でもあります。
猿投神社は、延喜式に記載がある古社で、三河国(愛知県東部)の三宮でもあり、
(一宮は砥鹿神社 、二宮は知立神社 )県内でも非常に高い格式ある神社です。
社殿は、独特な造りの拝殿や迫力ある中門など、見どころの多い神社となっております。
猿投神社の境内から猿投山を登って行くと、
山頂付近の東峰に「東ノ宮」が、西峰に「西ノ宮」と呼ばれる奥の宮(奥の院)が鎮座しております。
古来、本社と合わせて、『猿投三社大明神』と称されておりました。
西ノ宮の社の奥には、猿投山で毒蛇にかまれ亡くなったとされる、
景行天皇 の息子で、小碓命 (日本武尊 )の双子の兄である、大碓命 の墓所(古墳)があります。
大碓命はこの地を開拓された神様で、猿投神社では古くから左利き用の「左鎌」を奉納して祈願するという習わしがあります。
御祭神である大碓命が、左利きであったことから、左鎌を用いて開拓されたことを慕ったことが起こりではないかと言われています。
現在は、左鎌をかたどった「職場安全」を祈る絵馬が沢山かけられております。
猿投神社のご利益は、災難除け・豊作・病気平癒、・成就・交通安全・そして職場安全の祈願が特に有名です。
また、現存する日本最古の鎧とされる平安時代の鎧「樫鳥糸威鎧大袖付 」をはじめ、
太刀 や書籍などを多数所有しております。
境内写真
所在地 | 愛知県豊田市猿投町大城5 |
創建 | (伝)第14代仲哀天皇元年 |
本殿の様式 | 神明造 |
社格等 | 式内社(小)、 三河国三宮、 旧県社 |
御祭神 | 大碓命 |
御朱印 | |
アクセス | 公共交通機関の場合
豊田市駅(名鉄三河線)または新豊田駅(愛知環状鉄道・愛知環状鉄道線)から とよたおいでんバス(藤岡・豊田線(加納経由))で「猿投神社前」バス停下車。徒歩すぐ。 車の場合猿投グリーンロード「猿投IC」約3分。 駐車場あり(約15台) |
営業時間 | 終日 |
電話番号 | 0565-45-1917 |
公式HP | https://www.tourismtoyota.jp/spots/detail/244/ |
神紋 |
左三つ巴紋 |