真清田神社は、尾張国の「一之宮」として愛知県一宮 市に社殿を構え、人々の篤い信仰を集めている格式高い神社です。
愛知県の「一之宮」は、熱田神宮をイメージがするかもしれませんが実はこちらの『真清田神社』なのです。
その歴史はとても古く、創建は紀元前638年。
今から、2660年以上も前から存在しております。
御祭神は、伊勢神宮に祀られている天照大御神の孫にあたる神様「天火明命 」です。
太陽神や農業神の神格で、五穀豊穣・厄除け・子孫繁栄・家内安全などの御利益があります。
元々この地域は、木曽川 の水田地帯として、清く澄んだ水によって水田を形成していた為
真清田(ますみだ)と名付けられたといわれています。
境内は一宮市の中心、本通りの正面にあり、この地域が神社を中心として発達した町である事が分かります。
古い社殿は特有の尾張造りの形式を備え、周囲には土塀 をめぐらしていました。
また、当時は門前市 も成していました。
現在は、正面参道の楼門 を入って正面に、
拝殿(切妻造 )、祭文殿 (切妻造)、渡殿 (切妻造)、本殿(流造 )を有する華麗雄大な社殿となっています。
かつての真清田神社の復元模型は、一宮市博物館の展示ホールに展示されております。
また境内の中にある『服織神社』には、
天火明命の母「萬幡豊秋師比賣命」を祀っております。
この神様は、七夕伝説の「織姫 」と同一と考えられており、
縁結び・安産の神様として信仰を集めております。
毎年130万人が見物に訪れる、一宮の夏の風物詩「一宮七夕まつり」では、
本殿にも七夕飾りが施され、更に美しい景観を見ることができます。
境内には、他に八龍神社 ・神水舎等があり、
神水舎の霊水がわく井戸の霊水は、平安時代末期に
白河天皇 が病を癒したと言われ、真清田神社で行われる祭典にもここのお水が使われるそうです。
境内写真
所在地 | 愛知県一宮市真清田1丁目2−1 |
創建 | (一伝)初代神武天皇33年(一伝)第10代崇神天皇年間 |
本殿の様式 | 三間社流造 |
社格等 | 式内社(名神大)・尾張国一宮・ 旧国幣中社・別表神社 |
御祭神 | 天火明命 |
御朱印 | |
アクセス | 公共交通機関の場合
名神高速「尾張一宮」I.Cより約20分。 名古屋高速一宮線「一宮東」出口より約10分。 車の場合東海北陸自動車道「一宮西」I.Cから約10分。 東海北陸自動車道「一宮木曽川」I.Cから約15分。 無料駐車場あり。 |
営業時間 | 終日 |
電話番号 | 0586-73-5196 |
公式HP | http://www.masumida.or.jp/ |
神紋 |
九枚笹 |