ころんくん
御朱印図鑑に登録する今回の神社は「伊和神社」です。
伊和神社は播磨国の一宮として古くからこの地を見守ってきた神社です。
播磨国を旅しにきたらやはり一宮でご挨拶はしないといけないと勝手に思っています。ww
伊和神社は全国的にも珍しい「北向きの本殿」に「鶴石」というパワースポットもある
見どころ満載の神社でした。
実際に参拝してきたので伊和神社の歴史や境内の様子に御朱印の情報を詳細にお伝えしているので
参考にしてみてください!
- 伊和神社の御朱印
- 伊和神社の御朱印の頂き方(場所・金額・受付時間)
- 伊和神社の境内の様子
目次
伊和神社ってどんな神社?
伊和神社は兵庫県宍粟市一宮町に鎮座する歴史ある神社です。
社格としては播磨国の一宮として古くから多くの人たちの崇敬を集めてきました。
御祭神には国造り神話で活躍する大己貴神(大國主神)を主祭神とし
配祀神に少彦名神と下照姫神をお祀りしています。
伊和神社は本殿の向く方角が大きな特徴となっています。
ほとんどの神社は基本的に南向きもしくは東向きになっている事が多く
伊勢神宮や出雲大社なども南に本殿が向いています
伊和神社はそれに反して逆の北の方角を向いて非常に珍しい建築になっています。
この理由についてはわかっていませんが
伊和神社に残る伝承が一つの説として語り継がれてきています。
当時この地を治めていた豪族:伊和恒郷に大己貴神から「我を祀れ」と神託があり
現在の伊和神社のある土地に訪れると、一夜にして草木が生い茂り、
空には多くの鶴が舞っていました。
その鶴の内、大きな二羽の鶴が石の上に北向きで眠っていたことから北向きに社殿を創建した
という伝説が語り継がれています。
実は二羽の鶴が寝ていた石が本殿の真裏にあります。
その石は「鶴石」と呼ばれ、参拝客も見る事ができるので要チェックパワースポットです。
御祭神 | 大己貴神・配祀神:少彦名神、下照姫神 |
ご利益 | 農業・工業・商売繁盛・縁結び・厄除・病気平癒・交通安全など |
伊和神社の御朱印
伊和神社の御朱印は令和6年9月8日現在では書き置きのみの御朱印となっております。
初穂料:300円 ※買い置きのみ
伊和神社の御朱印の頂き方
受付時間:9:00 ~ 16:00
【参拝紀行】伊和神社の境内を散策!
ではでは伊和神社の境内を一緒に散策していきましょう!
伊和神社は播磨国の一宮ということで
当時、国で一番崇敬を集めていた神社となっています。
本来、一宮は国の中心地に置かれていることが多いのですが
伊和神社は中心街からかなり外れた山の中と言ってもいいほどの場所に鎮座していることが興味深いところですね!
もしかしたら昔はここが播磨国の中心だったのか
もしかしたら昔から遠くても人々が参拝に足を運びたくなる重要な神社だったのか
など神社ロマンが広がります。
昨晩は姫路市内で一泊して
夜の姫路城を堪能してきました
できるだけ朝早くに参拝して静かな雰囲気を味わいたいので
7時に市内を出発して40kmの道のりを約1時間かけてせっせとやってきました
時刻は8時・・・
到着したんですが
なぜか駐車場がほぼ満車状態に!
(駐車場は西側と東側にあって、東側は道の駅とくっついている)
え!
そんな人気な神社なの?
一宮とはいえ普通の日曜日にこんな朝から人が集まるなんてすごくない?
静かな雰囲気は諦めるか・・・・
そんなことを思いながら
境内に入っていきます。
あれ?
神社の中はあまり人がいないぞ?
樹木に囲まれた木造の両部鳥居が神域感を醸し出していて雰囲気ありますね!
鳥居の足元には百度参りようの百度石が可愛く「ちょこん」って置いてありました
鳥居をくぐったあたりから境内の奥の方がざわついていて
大人の男の大きな低い声で
「わっしょい」
「わっしょい」
「わっしょい」
っと聞こえてきます。
今日って祭りなの?
その割には参道に人がいなさすぎだが・・・
と思いながら
随神門を潜ります
恐る恐る境内を覗き込むようにゆっくり足を進めていくと・・・・
ふんどし!!
なにこれ!?
観覧に来ていたお客さんに話を聞いたところ
今日は「開願祭」という祭りらしく
新調した神輿のお披露目会だそうです。
詳しいことは聞きそびれてしまったが
おそらく伊和神社では毎年10月15日・16日に秋の祭りである例祭が行われているので
それに向けての準備祭りのような立ち位置だと考えます。
開願祭は調べても詳しいことがわからなかったので
知っている方いればコメントで教えてもらえるとありがたいです。
神輿の中で4人の男が太鼓を鳴らし
それを大勢のふんどしの男たちが汗だくになりながら担ぎ上げている縁起のいいものを見る事ができました。
だから駐車場に車が溢れているにも関わらず
参道に人が全然いなかったんですね!
納得
神輿は境内からは運び出されふんどしの男たちと神社の北の方へ消えていきました・・・
神輿が去ると境内は一変
さっきまで賑わっていた境内に静けさが訪れました
交通量の多い国道29号線の真横にあるにも関わらず
巨木に囲まれた境内はそんなことを感じさせないほどに静まり返ってしまいました。
ということで参拝していきます。
拝殿→幣殿→本殿
という構成で並んでいます。
この並びを見ると尾張国の人間は思わず
「尾張造」に似ているなぁ
と思ってしまいます。
尾張造は尾張国の独特な神社建築技法で
本殿から拝殿までを全て回廊で繋がって一つになっていることをそう言います。
拝殿の中には歴史がありそうな立派な絵馬が飾ってあり
歴史のある神社ということを感じさせてくれます
こちらが本殿です。
こちらは入母屋造という様式となっています。
神社建築はまだ勉強中なので詳しくはわかりませんが
日吉造りにも似ているように思います。
日吉造りは日吉大社の西本宮東本宮で使われている建築様式で
入母屋造の変形型と言われています。
だから似ているのでしょうか?
ちなみに日吉大社の御祭神は大己貴神と一緒のため
もしかしたらこれは日吉造りなのでは?と勝手に思っています・・・笑
本殿の裏には先ほど触れた「鶴石」があるので岩神社に訪れたら忘れずに訪れたいスポットです。
この石は伊和神社の創建に関わる伝説的な石なので境内一のパワースポットです!
でも、この石の上に大きな鶴が二羽寝ていたと思うとちょっと石のサイズが小さいような気もするような・・・
しっかり拝見させて頂き、パワーを充填させてもらいました!
幣殿の横には鶴の像があったり
御神木になっている夫婦杉が天高く聳えています。
他にも境内には大己貴神の御神託を聞いた伊和恒郷を祀る「御霊殿」
天照皇大神・国底立大神・宇賀魂大神・猿田彦大神・須佐之男大神を祀る「五柱社」
本殿の左右に「播磨十六郡神社 東八群・西八郡」
最後に社務所で御朱印をいただいて今回の参拝はこれにておしまいです。
伊和神社の行き方
住所 | 兵庫県宍粟市一宮町須行名407 |
アクセス | 車の場合
中国自動車道「山崎IC」より車で15分 公共交通機関の場合 JR山陽本線「姫路」駅より神姫バス「山崎」バス停で乗り換え、 「一の宮伊和神社」バス停下車 徒歩約3分 |
駐車場 | 約180台無料駐車場有(西側・東側) |
初穂料:300円
場所:社務所
受付時間:9:00 ~ 16:00
ころんくん