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福熊手の奪い合い!?熱田神宮で行われる「初えびす」の熱気が凄まじかった

ころんくん

わん!商売繁盛・家内安全だわん!

今回の記事は、熱田神宮で毎年「1月5日」の0時より行われる商売繁盛・家内安全を祈る年始の祭典「初えびす」に参加してきたので詳細をお伝えしていきたいと思います。

数ある熱田神宮の祭典の中でも非常に盛り上がりを魅せる「初えびす」は商売人の人たちがこの日限定で授与される「福熊手」や「一番札」を手に入れるために熱気で溢れます。

毎年参加される猛者から初めて参加する人など幅広い層の参拝客が訪れます。

僕自身も毎年、商売繁盛の祈願を兼ねて初えびすに参列し

一年の英気を養っています。

今年、2025年の様子をカメラに収めてきたのでその様子なども合わせてご紹介していきます。

熱田神宮の初えびす

「初えびす」は毎年「1月5日 零時」に熱田神宮八剣宮境内に鎮座する「大国主社・事代主社」前で行われる【商売繁盛・家内安全・漁業豊漁】を祈る年に一度の祭典です。

1月5日に行われることから「五日えびす」とも呼ばれ、毎回8万人ほどの人たちが訪れ盛大に賑わいます。

当日は、前日4日の22時前くらいから境内に人が集まりだし

福熊手を我先に手に入れるために授与所前に列をなします。

次の章で詳しくお伝えするが、福熊手にはさまざまな大きさがあり

中でも5万円の特製福熊手が一番人気で縁起物に敏感な商売人の人たち万札を握りしめた手を高くかざして福熊手を手にしていきます。

熱田神宮 初えびす
開催日 毎年1月5日
開催時間 午前0時
開催場所 別宮 八剣宮境内
公式HP https://www.atsutajingu.or.jp/jingu/about/event/event_detail01.html

ちょっと面白い風習が伝わる「初えびす」

昔の風習として、初えびすで縁起物を手に入れたあとは

「福を溢さないように誰とも口を聞かず、寄り道もせずに一目散に帰宅する」

といった風習がありました。

現在ではこのような風習は薄れていますが

人によってはこの風習を大切にされている方もいるのであっという間に姿を消す人も見受けられます。

初えびすではどんな縁起物が授与されるの?

初えびすではさまざまな縁起物を授与することができます。

代表的なものでは、「福熊手」や「一番札」が挙げられます。

福熊手

福熊手は初えびすの目玉の縁起物として多くの人が福熊手を手に入れるために訪れているといっても過言ではありません。

通常、熊手は落ち葉などをかき集める道具として使われます。

福熊手は落ち葉ではなく“福”をかき集めるためのものとなっています。

つまり、大きい福熊手であればそれだけ大きな福が舞い込んでくるといった縁起物となっています。

福熊手にはいくつかの大きさが用意されており、大きさによって初穂料が異なります。

福熊手 大きさ 初穂料
特製 185cm 5万円
特大 調査中 3万円
調査中 2万円
93cm 1万円
57cm 5千円
注意
福熊手はなくなり次第終了します。

2025年は特大サイズが10分で完売。

2024年は45分で完売。

MEMO

どうしても「初えびす」に参加できない方は事前に予約することが出来ます。

熱田神宮へ直接お問い合わせください。

一番札

一番札は「えびすのお札」とも言われ、「あきないえびす」「はたらきえびす」「とりえびす」「ちからえびす」と言った4種類のお札が用意されています。

お札は、「熱田三面大黒」という古図に基づいて描かれたお札で、えびす様を絵像化した最初期のもののようです。

熱田神宮に古くから伝わるものでそれぞれご祈祷がなさなれた縁起物です。

福熊手と合わせて手に入れる人も多く、もちろん「一番札」のみの人も多くいらっしゃいます。

一番札 期待できる効果
あきないえびす 商売繁昌・千客万来
はたらきえびす 五穀豊穣・常務繁盛
とりえびす 大漁満足・一粒万倍
ちからえびす 生涯現役・開運招福

福箕

福箕は福熊手と同じ縁起飾りの一つで、

米や糠、もみ殻などをふるい分ける農具として使われます。

「福熊手」でかき集めた福を「福箕」ですくい取ると言った感じで福熊手と合わせることでより福を手に入れる縁起物です。

福熊手はなんか仰々しいから福箕で十分という人は福箕のみを手に入れているようです。

福箕 5000円

初えびすで手に入れた縁起物はどこに飾ればいいの?

福熊手や一番札・福箕と言った縁起物を手にすることが出来たらやはり飾りたいですよね。

ほとんどの場合、お店や事務所に飾る人が多いと思います

でも、どこに飾るのがいいのか疑問に思ってしまいます。

ここからは縁起物の飾る場所や方角など縁起がいいとされる飾り方のポイントをご紹介します。

飾り方のポイント①:目線より高く飾る

こういった縁起物には神霊が宿っているため神様と同じようにするのが適切と考えられます。

神棚が高いところにあるように熊手や福箕は目線より高いところに飾ることがポイントです。

ただ、高いところに飾ることが困難な場合もあります。

その時は、立て掛けておくことも問題ありません。

飾り方のポイント②:北向きに飾るのは避ける

縁起物は飾る時の方角も注意するとよりいい効果を発揮してくれることもあります。

風水的には

仕事運・勝負運・果報
西 金運・商売繁盛
地位・名誉・恋愛

と言った感じで方角によって得られるものが変わります。

ただ、北は縁起が悪いとされる方角なので注意してください。

今回の場合だと、熊手は西の方角に飾ることが望ましいと考えられます。

飾り方のポイント③:不浄な物の近くは避ける

ポイント①でもお伝えしましたが神霊が宿る縁起物には神様と同じだとお伝えしました。

つまり、トイレやゴミ箱の近くはあまり良くないということです。

正月の熱田神宮の駐車場事情について

正月の時期の熱田神宮は境内の駐車場は全て封鎖されています。

なので車やバイクで訪れる場合は近くのコインパーキングなどを利用する必要があります。

ただ、この時期の近隣駐車場は正月特別料金となっているため高い料金設定となっています。

安いところで1時間1000円で高いところだと20分1000円とかになります。

当然、地元警察によって路上駐車の取り締まりが強化されているため路駐してしまうと駐禁を切られてしまうか最悪レッカーされてしまいますので注意してください。

福熊手争奪戦!?2025年も熱気に溢れる「初えびす」だった

初えびす当日の前日、4日22時ごろに熱田神宮に到着しました。

これから熱気あふれる「初えびす」が行われると思うと心が躍ります!

まだ正月仕様の熱田神宮境内の参道には多くの屋台が立ち並び、賑わいを見せています。

しかし、時刻は22時を過ぎているせいかやっていないお店もチラホラ見受けられます。

今回は友人と初えびすに参加するので合流して、まずは本宮でご挨拶をします。

正月の熱田神宮は授与所が常に解放されているので

深夜にも関わらず、おみくじやお守りなどを授与してもらえます。

今年初めての熱田参拝ということもあったのでおみくじを引いてみたところ

なんと大吉が出ました!

幸先のいい一年が切れそうです!

 

23時過ぎ頃に八剣宮境内へ行ってみるとすでにたくさんの人で賑わいを見せていました。

初えびすは毎年熊手の争奪戦になるので機動隊の警察官が多く派遣されていて事故がないように目を光らせています。

縁起物の授与所は境内の三箇所に授与所が設置されていて多くの人が列をなして午前0時を今かと待ち焦がれている様子が伺えます。

お品書きのように授与所にはこうして縁起物の案内が書かれているので

自分が求めているものがある授与所に並びます。

 

 

時刻も0時に近づいてくると授与所の扉が開放され熱気が高まってきます。

商売人たちの年一のお祭りということもあって

血気盛んな商売人の人たちが大きな声で掛け声を上げるなどして会場のボルテージが上がっていきます。

 

時刻が0時になるとその時は一気に訪れます!

群衆が我先に縁起物を手に入れるために神職らにお札を握りしめた手を高く掲げ押し迫ります!

大きな声でお求めの縁起物を伝えないと注文が届かないようです!笑

 

列の中盤にいた僕は後ろからの群衆に押され前へ前へと押し込まれていきます。

これでは写真なんて撮ってられない状況だったので

友人に縁起物の購入は任せ、群衆を離脱しました。

人の波というものはすごい力があります!!

我々参拝客もすごいですが神職さんらも凄まじい様子で大忙しです!

境内を見渡すと熊手を掲げた人で溢れていました!

なかなかの壮観な景色なので争奪戦には参加せずこの光景を見るだけでも一見の価値ありだと思います!

 

その後、無事友人らと合流し

不動産経営を行っている友達は見事1万円の福熊手を奪取することができてご満悦でした!

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