鞆江神社

鞆江神社（ともえじんじゃ）は、愛知県一宮市明地鞆（めいちとも）にある『延喜式神名帳（えんぎしきじんみょうちょう）』に記されている

「鞆江神社（尾張国（おわりこく）・中島郡）」と推定される式内社です。

江戸時代は「神江明神（ともえみょうじん）」「八幡宮」と称していました。

『尾張名所図会（おわりめいしょずえ）』にも描かれている、約７０本の黒松並木の参道は、

当時の面影をとどめており、市の史跡にも指定されています。

第三の鳥居をくぐると、朱色の美しい山門（神門）が見えてきます。

明治の神仏分離まで、清連山神江寺（ともえでら）がありましたが、

明治５年に寺を廃し住職は自ら神官（しんかん）となったそうです。

御神木は、一宮市指定天然記念物に指定されている、いちょうの木です。

この木には、乳と呼ぶ下に垂れた気根があり、母乳の出のよくない婦人が

樹皮を煎じて飲むと、乳の出がよくなると言われたそうです。

御祭神は、仲哀天皇（ちゅうあいてんのう）・神功皇后（じんぐうこうごう）・応神天皇（おうじんてんのう）・武内宿根（たけしうちのすくね）。

安産・子育て、厄災除け、諸願成就に御利益があるそうです。

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