『高田波蘇伎神社』は、愛知県一宮市高田南屋敷に鎮座する、
『延喜式神名帳』の尾張国中嶋郡に、高田波蘇伎神社と記された式内社です。
「高田」が地名で、「波蘇伎」が神名と言われています。
江戸時代には「八幡社」と称していました。
「尾張式内実訪書」によると、古文書、創建年代など由緒を明かす一切の史料が
残っていないそうです。
御祭神は、「応神天皇」と「大綜杵命」。
応神天皇は、全国各地に数多く存在する八幡の御祭神で、「武運長久」を祈願する神で、
以前、八幡社だったことから、応神天皇が御祭神となっております。
大綜杵命は、「へそき」と「はそき」の音が似ているところから
御祭神となったと推定されております。
大綜杵命とは、大矢口命と、坂戸由良都姫の間に生まれ、
高屋阿波良姫を娶っています。
この婚姻で尾張と強く結びついたた物部氏は、
開化・崇神・垂仁天皇の時代に、勢力を拡大させる事となり、
この婚姻が物部氏にとっては重要な転機となったのです。
また、戦国時代には、織田信長の所属の「兼松修理亮」も
髙田波蘇伎神社に、度々参拝した記録があるそうです。
境内写真
髙田波蘇伎神社の評価
パワースポット
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歴史の深さ
(4.0)
境内の雰囲気
(3.0)
アクセスのしやすさ
(3.0)
総合評価
(3.0)