〜 由緒 〜
八百富神社は愛知県蒲郡市の三河湾に浮かぶ「竹島」全域を境内に持つ神社です。
竹島は国の天然記念物に指定されており、蒲郡のシンボル的存在で、長さ387mの竹島橋で対岸と結ばれています。
元々は、一般の参拝は禁止されていたが昭和7年に橋が建設され一般の参拝が可能となりました。
御祭神には「竹島弁財天」こと「市杵島姫命」をお祀りし、開運・安産・縁結びにご利益があるといわれています。
市杵島姫命は宗像三女神の一柱として古代から特別な女神だと言われています。
創建は、安徳天皇の養和元年3月18日(1181)の創建と伝えられ
1145年三河国司の三河守となった藤原俊成卿が、在任中に未開だったこの地の開拓に当たられた際、
風光明媚で江州竹生島によく似ているこの島に竹生島弁才天を勧請せられたことから始まったとされています。
「江州竹生島弁財天を勧請した際、雑木林におおわれ竹がなかったこの島に、竹生島の竹を2本根こそぎ持ってきて、ご神体として植えた」との記述もあり、
そのことから『竹島』と名付けられたとも伝えられています。
竹島弁財天は、江の島(神奈川県)・竹生島(滋賀県)・厳島(広島県)とともに日本七弁天の1つに数えられる神社でもあります。
潮風を感じながら竹島橋を渡れば、辺りは竹島の緑と神聖な空気感に包まれ、
101段の階段を上がれば本殿へと続き、商売繁盛の宇賀神社をはじめ、大黒神社・千歳神社・八大龍神社の4つの境内社があり、全て参拝することで、一生の幸が得られると言われています。
また、島の外周を散策できるようにもなっており、竹島の最南端の龍神岬からは雄大な海が見渡すことができ、参拝しながら森林浴と海の景色を同時に楽しめるのもポイントです。
境内写真
所在地 | 愛知県蒲郡市竹島町3−15 |
創建 | 養和元年3月18日 |
本殿の様式 | 調査中 |
社格等 | 四等級、旧県社 |
御祭神 | 市杵島姫命 |
御朱印 | |
アクセス |
車の場合 東名高速道路「音羽蒲郡IC」から10.2km 18分 公共交通機関の場合 名鉄蒲郡線・JR東海道本線「蒲郡駅」から1.4km 徒歩19分 |
参拝時間 | 終日 ※社務所 9:00〜17:00 |
電話番号 | 0533-68-3700 |
公式HP | https://yaotomi.net/ |
神紋 |
境内社
ー 宇賀神社 ー
御祭神
宇迦之御魂神
ー 大黒神社 ー
御祭神
大国主神
ー 千歳神社 ー
御祭神
藤原俊成卿
ー 八大龍神社 ー
御祭神
豊玉彦命