京都三珍鳥居と呼ばれている鳥居をご存知でしょうか?
鳥居には色んな種類の形をした鳥居がたくさんあります。
その中でも他に類を持たない変わった形をした鳥居もいくつか存在しています。
京都には変わった形の鳥居が3基もあることから
京都三珍鳥居という呼び名で呼ばれている
「木島坐天照御霊神社の三柱鳥居」
「厳島神社の唐破風鳥居」
「伴氏社の伴氏鳥居」
の3基があります。
どれも珍しいので京都旅行に三珍鳥居巡りをしてみるのも面白いと思います。
それではそれぞれの鳥居を詳しくご紹介していきます。
木島坐天照御霊神社の三柱鳥居
木島坐天照御霊神社の三柱鳥居は柱が3本ある全国的に見てもかなり珍しい形の鳥居です。
三柱鳥居の歴史などは詳しくわかっていないようで
形や存在意味など多くの謎に包まれています。
元々は池の中(元糺の池)に建てられた鳥居のようで
何か深い関係があるのかもしれません。
所在地 | 京都府京都市右京区太秦森ケ東町 |
形式 | 三柱鳥居 |
材質 | 石造 |
厳島神社の唐破風鳥居
厳島神社の唐破風鳥居はお城や楼門などの建築技法によく見られる唐破風が
島木に採用されているところが特徴です。
ぐにゃっと中央の部分が盛り上がっているのでとても珍しい形です。
唐破風鳥居は平清盛が建立したとされており
元々は兵庫築島に建てられていたものを厳島神社とともに京都御苑に移築されました。
所在地 | 京都府京都市上京区京都御苑6 |
形式 | 唐破風鳥居 |
材質 | 石造 |
伴氏社の伴氏鳥居
伴氏社の伴氏鳥居は北野天満宮の境内末社として参道脇にあります。
菅原道真の母親である「伴氏」が祀られており
鳥居は鎌倉時代からのもので700年以上も前から建っています。
一見普通の鳥居のように見えますが
鳥居の足元が他と違うため珍しいとされています。
亀腹の部分に蓮の花の模様が描かれています。
何を意味しているかは不明ですが
亀腹の部分が装飾されているのは非常に珍しいです。
所在地 | 京都府京都市上京区馬喰町 |
形式 | 明神鳥居 |
材質 | 石造 |