〜 由緒 〜
大洗磯前神社は茨城県大洗町の海岸に鎮座する「大己貴命」と「少彦名命 」をお祀りする神社です。
日の出の有名スポットとしても知られ、海上にある「神磯の鳥居」の先から見る御来光は神秘的で絶景です。
創建は斉衡3年(856年)となっており、この時代では天然痘が流行しており飢餓が起こるなど荒れている時代でした。
そんな時、大己貴命と少彦名命が「神磯の鳥居」の置かれる岩に降臨され
「我は大奈母知、少比古奈命なり。昔此の国を造りおへて、去りて東海に往きけり。今民を済わんが為、亦帰り来たれり」
と仰り、人々を救い医薬の神として創建されたのが始まりです。
平安時代に編纂された「延喜式神名帳」にも「大洗磯前薬師菩薩明神」という社名で記載されていることからも医薬の神様としての信仰が篤かったことがわかります。
境内には、「目さらしの井」と呼ばれる湧き水が沸いており、眼病に効くと言われ
御祭神のご利益を直接いただける湧水になります。
神社の記録によると、東日本大震災があった際にはここら辺一体は4mの津波が押し寄せ、生活に必要な水が断水しました。
そんな時、不思議にも湧き水の量が増加し、多くの人の水を求めて足を運んだようです。
創建当時から人々を救ってきた大洗磯前神社の底知れぬ力を感じます。
また、北へ進んでいくとひたちなか市に「少彦名命 」を御祭神とした「酒列磯前神社」が鎮座しています。
大洗磯前神社と酒列磯前神社は深い関係があると言われ、2社で1つの信仰を形成しています。
境内写真
大洗磯前神社の評価
パワースポット
(5.0)
御朱印のデザイン
(4.0)
歴史の深さ
(5.0)
境内の雰囲気
(4.0)
アクセスのしやすさ
(3.0)
総合評価
(4.0)
所在地 | 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町6890 |
創建 | 斉衡3年(856年) |
本殿の様式 | 一間社流造茅葺 |
社格等 | 式内社(名神大) 旧国幣中社 別表神社 |
御祭神 | 大己貴命 配祀神:少彦名命 |
御朱印 | |
例祭 | 八朔祭:8月25日 |
アクセス |
車の場合 水戸大洗ICより6km 約15分 公共交通機関の場合 鹿島臨海鉄道大洗鹿島線 大洗駅から徒歩3km 約40分 |
駐車場 | 境内無料駐車場複数台あり |
参拝時間 |
5月~8月 5:30~18:00 9月~4月 6:00~17:00 |
社務所/授与所 | 8:30 ~ 16:30 |
電話番号 | 029-267-2637 |
公式HP | https://www.oarai-isosakijinja.net/ |
神紋 |
境内図