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大直禰子神社

大直禰子神社おおたたねこじんじゃは別名「若宮社」として、大直禰子命をお祀りする大神神社の摂社です。

(記紀では「大田田根子」と表記)

大直禰子は大物主神の子孫であり、大神神社で大物主神を祀る祭事を務めていた人物です。

記紀によれば、崇神天皇の御代に疫病で国が荒れていたことを悩んだ天皇に大物主神がそれは自分の祟りだと仰りました。

大物主神は、「祟りを鎮めるには子孫である大田田根子に祭事を行うように」と天皇に告げ、

大田田根子に任せたところ疫病は治り、平和な国になった。と記載されています。

明治までは大神神社の神宮寺「大御輪寺」として若宮神(大直禰子命)と国宝に指定されている十一面観音像を合わせて祀っていました。

しかし、神仏分離令による廃仏毀釈を逃れるために親交の深かった聖林寺へ十一面観音像を移し

境内には若宮神こと大直禰子のみを祀るようになりました。

本殿は奈良時代の創建当時の部材が残されているためお寺のお堂のような造りとなっており

国の重要文化財に指定されています。

国宝の十一面観音像は現在も桜井市南部の聖林寺に安置され祀られています。

所在地 奈良県桜井市三輪177
創建 不明
建築様式 大御輪寺のお堂を利用
社格等 大神神社摂社
御祭神 大直禰子命おおたたねこのみこと

配祀:少彦名命すくなびこなのみこと活玉依姫命いくたまよりひめのみこと

神事 / 祭り 例祭:4月8日
御朱印 無し