〜 由緒 〜
桧原神社は崇神天皇の御代に天照大御神を宮中以外で初めて祀った場所を今に伝える神社です。
御祭神は天照大御神・伊弉諾命・伊弉冉命の三柱をお祀りしています。
しかし、境内には御祭神をお祀りする社殿はなく、三輪山を拝む形で三ツ鳥居が建っています。
三ツ鳥居は大神神社の拝殿と三輪山との間に建つ神聖な結界の役割を持つ特殊な鳥居です。
大神神社では禁足地になるので実際の三ツ鳥居を見ることはできませんが
桧原神社ではその厳格な姿の鳥居を拝見することができます。
昭和40年までは石灯籠が2基あるだけの境内でしたが伊勢神宮内宮の外玉垣東御門の古材を使用して三ツ鳥居が設置されました。
現在の三ツ鳥居は2015年に第62回式年遷宮の古材を使って新しく建て替えられたものです。
言い伝えによると、桧原神社の地は「倭笠縫邑」と呼ばれる地で
かつて、崇神天皇が天照大御神の神威をおそれ、皇族の巫女である「豊鍬入姫」に天照大神が鎮まる相応しい場所を探すようにと指示をしたところ三輪山の麓であるこの地がふさわしいと判断し、「磯城神籬」を立てて33年間お祀りしたと言われています。
その後、天照大御神は豊鍬入姫の後任である「倭姫」と共に伊勢の地を求めて近畿・東海を旅することになり現在の伊勢の地に落ち着くことになりました。
現代では、この一連の旅の跡を「元伊勢」と呼び、神聖視されています。
桧原神社は「元伊勢」の始まりの地ということになります。
昭和61年に豊鍬入姫宮を三ツ鳥居横に設置され、当時の笠縫邑の在り方を再現しています。
境内写真
所在地 | 奈良県桜井市三輪1422 |
創建 | 崇神天皇の御代 |
社格等 | 大神神社摂社 |
御祭神 | 天照大御神・伊弉諾命・伊弉冉命 |
御朱印 | あり |
神事 / 祭事 |
例祭:2月15日 豊鍬入姫宮例祭:11月5日 |
アクセス |
車の場合 京奈和自動車道 木津ICから約1時間 西名阪自動車道 天理ICから約30分 公共交通機関の場合 JR桜井線「巻向駅」下車、徒歩2.2km 約32分 |
駐車場 | 無料駐車場あり |
参拝時間 | 24時間可能 |
社務所/授与所 | |
電話番号 | 0744-45-2173 |
公式HP | https://oomiwa.or.jp/keidaimap/23-hibarajinja/ |
神紋 |