三重県伊勢市宇治浦田の「伊勢神宮」の内宮の近くに鎮座している『猿田彦神社』は
「猿田彦大神」と、その子孫である「大田命」をお祀りしています。
御祭神の「猿田彦大神」の子孫である”宇治土公家”が、代々宮司を務めている由緒ある神社です。
ものごとの最初に現れて、万事良い方向へ導く神と言われています。
「猿田彦大神」とは、日本神話における皇室の御先祖が天上の世界から降り
この国を平和に治められていく様子を語り伝える”天孫降臨”の際に
天照大神の孫である瓊瓊杵尊を、宮崎県の高千穂へと道案内した神です。相殿神の「太田命」は、”垂仁天皇”の御代に皇女の”倭姫命”が
天照大御神を連れて鎮座の地を求めて到着した際
五十鈴の川上を鎮座の地であると教えた事で、伊勢神宮が創建されたという五十鈴川上の地主神です。
「猿田彦神社」では、鳥居・灯篭の柱・屋根の上の鰹木・柱や欄干・手水舎など
境内のいたる所が、猿田彦大神の”みちひらき”の御神徳を表す”八角形”になっています。
”八角形”は全方位を意味しており、方位除けにご利益があるといわれています。
境内中央の古殿地と呼ばれる、昭和11年の御造営まで永くお社が建っていた神聖な場所には
八角形の”方位石”があります。
“十干十二支”で方位が刻まれており、触れると御利益があるといわれております。
刻まれている干支の触る順番によってご利益が変わります。
神社で特に定めた触り方はありませんが参考までに
仕事運「亥→卯→未」・金運「巳→酉→丑」・家庭運「申→子→辰」・人気運「寅→午→戌」
とされています。
絵馬に描かれるのは「みちびきの舞」で、明治天皇の皇女・北白川房子様が
御参拝の時にお詠みになった御歌に作曲、振付をした猿田彦神社独自の舞です。
願いを良い方向に導く想いが込められています。
境内社は、芸能と縁結びにご利益がある 『佐瑠女神社』。
猿田彦神社のご利益は、みちひらき・交通安全・商売繁盛・家内安全・建築安全・方位方災除け・
厄除け・合格祈願・初宮詣(百日参り)・七五三・安産祈願・神恩感謝・心願成就です。
境内写真
所在地 | 三重県伊勢市宇治浦田2丁目1−10 |
創建 | 不明 |
本殿の様式 | 二重破風の妻入造り〔通称:さだひこ造り) |
社格等 | 無格社・別表神社 |
御祭神 | 猿田彦大神・大田命 |
御朱印 | |
アクセス |
車の場合 伊勢自動車道「伊勢西IC」から1.2km 約4分 公共交通機関の場合 近鉄鳥羽線「五十鈴川駅」から1.5km 徒歩20分 |
参拝時間 | 8:30〜17:00 (終日参拝可能) |
電話番号 | 0596-22-2554 (8時30分~12時)(13時~17時) |
公式HP | https://www.sarutahikojinja.or.jp/ |
神紋 |
五瓜梅鉢 |