大岩神社

大岩神社は京都府伏見区の大岩山の山頂付近（標高184m）に鎮座していた神社です。

現在、社殿は残っているが廃社となっていて神様のいない神社となっています。

廃神社のため境内は無人状態となっており数々の自然災害によって

倒壊した鳥居や石柱などが散乱している状態となっています。

しかし、歴代の氏子さんらが定期的に掃除してくれているので完全な荒地というわけではありません。

創建は不明ですが、古来より「難病の神」として病に犯された人々が多く参拝に訪れて

祈願していたと言い伝えられていす。

当時、結核感染した患者らが参拝に訪れ、治癒した人たちが多くいたようです

「大岩大明神」と呼ばれ、地元だけではなく遠方からも

その御神徳にあやかる為に遥々足を運んでいたようです。

大岩神社の最大の特徴としては、参道にある石造りの「印象鳥居」です。

神社でよくみられる鳥居とは一風変わった形とデザインで馴染みのない珍しい鳥居です

印象鳥居は、堂本印象という日本画家が病に犯された母親が参拝に訪れ

病が治癒したことでそのお礼として1962年に寄進したと記録されています。

境内写真

大岩神社36

大岩神社40

大岩神社3

大岩神社7

大岩神社8

大岩神社13

大岩神社25

境内社