【布帝耳神】「領土拡張の王を支え、大国主神の血脈を生んだ母」傾聴と包容の女神

布帝耳神ふてみみのかみとはどんな神様?

布帝耳神は、古事記の出雲系譜において「淤美豆奴神(オミズヌノカミ)」の妻となった国津神の女神です。

神名の「フ(布)」は広く行き渡ること、「テ(帝)」は神聖さ、「ミミ(耳)」は神々の声や人々の願い・祈りを深く聴き届ける「傾聴の霊力」を意味します。

夫である淤美豆奴神(オミズヌノカミ)は、広大な水と土地を従えて出雲の領域・国土をダイナミックに押し広げた「開拓と拡張の神」でした。その「力強い領土の拡張(夫)」に対し、妻である布帝耳神は「人々の声や地域の祈りを深く聞き届ける包容力(妻)」を提供し、夫婦で出雲の国造りの基盤を固めました。

そして、この淤美豆奴神と布帝耳神の間に生まれた御子神が「天之冬衣神(アメノフユキノカミ)」であり、その天之冬衣神が「刺国若比売」と結ばれることで、ついに神話界の大スター「大国主神(オオクニヌシ)」が誕生することになります。

つまり、布帝耳神は「大国主神の父方のおばあちゃん(父神・天之冬衣神の母)」にあたる、出雲王朝の直系尊属として極めて重要な位置にいる女神様です。

特 徴
淤美豆奴神の最愛の妻: 出雲の領土を押し広げた開拓王(オミズヌ)を陰から支えたパートナー。

大国主神の父方の祖母: 大国主神の父である「天之冬衣神」を生み落とした偉大なる母。

「耳(ミミ)」の持つ傾聴の力: 強い力による支配ではなく、周囲の声や祈りを優しく聞き届けることで、拡張された国土に「安心と調和」をもたらした。

全 名 布帝耳神(ふてみみのかみ)
別 称
神 祇 国津神
神 格 傾聴の神、神託・祈願成就の神、母性・子宝の神、国土安穏の神
配偶者 淤美豆奴神
 父 布怒豆怒神
 母
兄 弟
 子 天之冬衣神
御神徳 諸願成就(願いを聞き届ける)、子孫繁栄、家内安全、人間関係の調和・和合
【押しポイント:開拓王(オミズヌ)の隣で声を聴く。出雲の系譜を真ん中で支えた『静かなる大母神』】

布帝耳神と淤美豆奴神の夫婦は、「フロンティアへ飛び出す挑戦の力(夫)」と「周囲の声をじっくり聞き届ける受容の力(妻)」が一つになって初めて、本当の意味で豊かな領域(生活や事業)が完成することを教えてくれます。勢いだけで突き進むのではなく、人の声に耳を傾け、心を配ること。彼女はその深い傾聴力と母性で、あなたの挑戦を確かな「実り」へと着地させ、大切な血統や事業を次世代へ繋ぐサポートをしてくれる推し女神様です。

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