国之久比奢母智神とはどんな神様?
国之久比奢母智神は、神産みの際、水戸の神(速秋津日子神・速秋津比売神)から生まれた八柱の神の一柱です。
神名の「クヒ」は「汲む(汲)」、「サ」は接頭語、「モチ」は「持ち(保持)」、そして「国」は「地上(地上の世界)」を意味します。天から降ってきた水(天之久比奢母智神)が、大地に留まり、それを人間が井戸や川から「汲み上げる」際の器や行為そのものを神格化した存在です。
古くから「井戸の神」としても信仰され、水が枯れないように、また汲み上げた水が清らかであるように見守ってくれる、人々の暮らしに最も近い「水のマネージャー」といえる神様です。
特 徴
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大地の器: 地上に溜まった水、あるいは湧き出る水を保持する象徴。
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井戸の守護: 生活に直結する井戸水の安全と枯渇防止を司る。
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対の補完: 天の神が「供給」なら、国の神は「受容と活用」を担当する。
| 全 名 | 国之久比奢母智神(くにのくひざもちのかみ) |
| 別 称 | なし |
| 神 祇 | 天津神 |
| 神 格 | 井戸の神、灌漑の神、生活用水の神、器の神 |
| 配偶者 | なし |
| 父 | 速秋津日子神 |
| 母 | 速秋津比売神 |
| 兄 弟 | 沫那藝神 沫那美神 頬那藝神 頬那美神 天之水分神 国之水分神 天之久比奢母智神 |
| 子 | なし |
| 御神徳 | 井戸枯れ防止、水質守護、家内安全、五穀豊穣 |
【押しポイント:足元にある恵みを逃さず掬い、日々の暮らしを潤す『生活の知恵』の神】
この神様は、遠くの理想(天の水)を追い求めるだけでなく、今自分の足元にあるリソース(国の水)をいかに有効に、丁寧に汲み上げるかの大切さを説いています。蛇口をひねれば水が出る現代において、「当たり前にある恩恵を掬い上げるための準備と感謝」を思い出させてくれる存在です。自分の持ち場を大切にする姿勢こそが、この神様の推しポイントです。
国之久比奢母智神に関連する神話と考察
国之久比奢母智神に会える神社一覧
| 葛木水分神社 | 奈良県御所市大字関屋241 |
| 大和水分神社 | 奈良県山辺郡山添村大字都寺337 |
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