天之久比奢母智神とはどんな神様?
天之久比奢母智神は、伊邪那岐命と伊邪那美命の「神産み」において、水戸(みなと)を司る速秋津日子神と速秋津比売神から生まれた神様です。
神名の「クヒ」は「汲(く)む」、「サ」は接頭語、「モチ」は「持ち(保持)」を意味し、古くから「水を汲むための器(ひしゃく)」を神格化した存在とされています。
どれだけ豊かな水源があっても、それを掬い上げる器がなければ人は恩恵を預かることができません。
この神様は、自然の恵みを「人間の手に届く形」に変えてくれる、生活に密着した守護神なのです。
特 徴
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器の神: 水を汲むための道具(ひしゃくや桶)の象徴。
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対の存在: 地上の水を司る「国之久比奢母智神」と対になって現れる。
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恵みの媒介者: 天からの雨や清らかな水を、生活用水や農業用水として「形にする」役割。
| 全 名 | 天之久比奢母智神(あめのくひざもちのかみ) |
| 別 称 | なし |
| 神 祇 | 天津神 |
| 神 格 | 飲料水の神、灌漑の神、器の神 |
| 配偶者 | なし |
| 父 | 速秋津日子神 |
| 母 | 速秋津比売神 |
| 兄 弟 | 沫那藝神 沫那美神 頬那藝神 頬那美神 天之水分神 国之水分神 国之久比奢母智神 |
| 子 | なし |
| 御神徳 | 飲料水確保、五穀豊穣、家内安全、諸願成就 |
【押しポイント:チャンスを逃さず掬い上げる、幸せの『受け皿』を司る神」】
天之久比奢母智神が司る「器」は、現代でいえば「能力」や「準備」とも言い換えられます。どんなに素晴らしいチャンス(水)が降ってきても、それを受け止める自分自身の器が整っていなければ、素通りしてしまいます。「まずは自分の器を整え、恵みをしっかり受け止める」という、準備の大切さと丁寧な暮らしの重要性を教えてくれる神様です。
天之久比奢母智神に関連する神話と考察
天之久比奢母智神に会える神社一覧
| 大和水分神社 | 奈良県山辺郡山添村大字都寺337 |
| 葛木水分神社 | 奈良県御所市大字関屋241 |
| 河内國一之宮 枚岡神社
(摂社・若宮社) |
大阪府東大阪市出雲井町7-1(水に関わる神々として合祀) |
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