【天宇受売命】「暗闇の世界を笑顔と熱狂で救った神界のディーヴァ」芸能と笑いの始祖

天宇受売命あめのうずめのみこととはどんな神様?

天宇受売命は、天岩戸事件において「祭りのメインステージ(踊り)」を担当した天津神の女神です。

世界が暗闇に包まれ、誰もが恐怖と絶望に震える中、彼女は岩戸の前に置かれた桶(うけ)の上に立ち、それを足でトントンと激しく踏み鳴らしながら、神がかりとなって踊り狂いました。次第に感極まった彼女は、衣服の紐を解き、胸や陰部をさらけ出すほどの破天荒でエネルギッシュなダンスを披露します。

これを見た八百万の神々は、そのあまりの天真爛漫さと可笑しさに「ドッ」と大爆笑し、高天原が揺れるほどの熱狂に包まれました。

この笑顔のエネルギーこそが、アマテラスに「自分が隠れて世界は暗闇のはずなのに、なぜあんなに楽しそうなのだ?」と思わせ、岩戸を自ら開けさせる決定的な動機となったのです。

後に、天孫降臨(ニニギノミコトの降臨)の際にも、道中に立ち塞がった巨大な国津神「猿田毘古神(サルタヒコ)」に対し、誰しもが怯える中で一歩前に出て、機転を利かせて対話の道を開きました。この縁から二人は結婚し、彼女はのちに朝廷の祭祀芸能を司る「猿女君(さるめのきみ)」の祖神となりました。

特 徴
日本最古のダンサー: ダンス、演劇、お笑いなど、すべての「芸能・エンターテインメント」の原点。

笑いで闇を払う: 力や知恵でねじ伏せるのではなく、人間のポジティブな感情(笑い、楽しさ)を爆発させて状況をリセットする力。

物怖じしない胆力: アマテラスの前でも、異形の怪物(サルタヒコ)の前でも、常に自分らしく堂々と振る舞うブレないメンタル。

全 名 天宇受売命(あめのうずめのみこと)
別 称 天鈿女命(日本書紀)
神 祇 天津神
神 格 芸能の神、踊りの神、俳優(役者)の神、和合・縁結びの神
配偶者 猿田毘古神
 父
 母
兄 弟
 子
御神徳 芸能・芸術上達、人気運上昇、良縁成就(夫婦和合)、開運招福、厄除け
【押しポイント:シリアスな暗闇を『最高のパーティー』に変えた、神界最狂のエンターテイナー】

天宇受売命は、「深刻に悩みすぎるな、歌って踊って笑い飛ばせ!」という、人生において最も強力なメンタリティを教えてくれます。どんなに厳しいトラブルやスランプ(暗闇)に直面していても、心が縮こまっていては新しい光は見えてきません。彼女のように、自分のパッションを全力で解放し、周囲を笑顔に巻き込んでいくこと。表現力を高めたい時、自分の殻を破ってステージに立ちたい時、あるいは日々の鬱屈とした空気を一気に吹き飛ばしたい時の、最強のパワフル推し女神様です。

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