『灰寶神社』は、愛知県豊田市越戸町松葉にある神社です。
もとは矢作川西側の中洲に鎮座していましたが、
河川の氾濫により現在地に遷座したと伝えられています。
その昔、良質の粘土を求めて越戸港より陶芸家たちがどんどん上陸し、
この地方の開拓にあたり、地域の人々の安全発展を願いお祀りしたといわれています。
灰寶神社の御祭神は「速邇夜須毘売命」。
伊邪那岐尊・伊邪那美尊が大八島、つまり日本の国土を生んだあと
風雨草木山野五穀火の神々を生み、国土経営の基礎が進んだあとに生まれた神様です。
大地でもある粘土をこね、形を造り焼いて土器をつくった陶芸・陶磁器の神様として
崇敬されております。
当社には、昭和7年に当時としては珍しい鉄筋コンクリートで造られたもので、
有名な宝物庫があり、太平洋戦争末期の昭和18年に、
熱田神宮の国宝や美術品・名古屋城の障壁画など
4,800点弱の宝物類をこの宝物庫に疎開させたそうです。
結果、空襲により名古屋城は焼失しましたが、
疎開させた国宝類は宝物庫におかげで無事だったそうです。
ご利益は、産業振興、事業成功、交通安全、厄災除けです。
境内写真
灰寶神社の評価
パワースポット
(3.0)
歴史の深さ
(4.0)
境内の雰囲気
(3.0)
アクセスのしやすさ
(3.0)
総合評価
(3.0)